【SAP】SAPとストーリーテリング
と言う本を読んでます。
著者は、
を書いたカーマイン・ガロ。
ストーリーを使って相手に伝えることの大切さが豊富な事例をもとに
解説されています。
自分はプレゼンなんかしないし、と思っている方にもおすすめの本です。
人前でプレゼンの機会がないとしても、こちらの考えを人に伝えたり、こちらが望むように相手に動いて欲しいとか自分の意見に賛同して欲しいと言う状況は、仕事に限らず日常的にあると思います。
それらすべてにおいて「ストーリー」が役に立つことがこの本を読むと理解できるはずです。
さて、本書内にSAPの事例が登場しています。
SAPは、マーケティング担当の上級副社長に対して
「チーフ・ストーリーテラー」の肩書を与えたそうです。
彼女のミッションは、SAPのストーリーをすっきりさせて、SAPが顧客にとって人間的で信頼に値する存在であることを伝えること。
そして、具体的にどのようにSAPが多くの社員・顧客を巻き込んで、SAPのストーリーをシェアされる仕組みを構築していったかが書かれています。
たしかにここ数年、SAPは丁寧な情報発信が増えたなと印象がありました。
私がSAPの仕事を始めたころは、ネット上でのSAP情報は皆無。たまにあってもドイツ語、みたいな状況でした。
今は難し目の技術情報を手に入れやすくなりましたし、顧客やSAP導入を考えている企業にとっても情報収集は随分やりやすくなっているのではないかと思います。(ただ、英語の情報が多いのは事実ですが)
難解と言われがちなSAPを「ストーリー」の力を使って分かりやすく、そして、SAPの目指していることに共感してもらう取り組みは興味深いものと感じました。
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