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【0から始めるebay輸入 Part.9】   利益計算方法とリサーチ基準



こんにちは。サワダです。



このページは【0から始めるebay輸入】のPart.9になります。

※全10パートで公開予定です。



「ebay輸入って何?」という方は、Part.1からご覧になる事をオススメします。




今回は「利益計算方法」と「リサーチ基準」を解説していきます。



いくら商品が売れても、利益が出なければ意味がありません。



しっかりとしたリサーチ基準を元に、利益を計算して実際の仕入れをこないます。


あわせて、各段階にあったリサーチ基準も解説していきます。




1. ebay輸入における利益計算方法



利益の計算方法は、「商品販売価格 – 仕入れ価格 – 費用 = 利益」となります。



利益計算の基本は、費用は大きく利益は小さく見積もる事が重要です。


この利益をしっかり計算して数値として確認する事が、ブレのない売上見込に繋がります。



どうして「○○円の利益を見込めるのか」を、根拠をしっかり説明出来る必要があります。


そうすることで、見込んだ利益と実際の利益がほぼ一致出来るようになり、今後の仕入計画にも活かせます。




想定外の出費もあるため、利益計算の基本は費用は大きく利益は小さく見積もる事が重要です。




1.1 商品販売価格はオークファンで確認



設定する商品販売価格は、オークファンの「最低」落札価格で計算します。



具定例として、欧米製の商品が充実している車のウィンチを使って説明します。



まずは、商品の落札情報をオークファンを使って検索を行います。


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その中で、一番安い金額がを商品販売価格として設定します。


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今回であれば、


・販売価格:15,800円


として利益計算を行います。




最低落札価格を販売価格に設定する理由は、商品の値段は下がることはあっても上がることはめったに無いからです。



基本的に商品が販売されてから、時間と共に価値は下がっていきます。





新品のゲームが発売された日は定価の6,980円で販売されていても、1ヶ月後は同じ商品は新品でも4,980円で売っている事があります。


その為、落札価格の一番低い金額を設定し利益計算を行います。



ただし念の為、現在のオークション価格値段の確認も行います。



現在出品中の商品で、即決価格が最低落札価格より低い場合は即決価格を販売価格として利益計算を行って下さい。



今回の商品であれば、14,000円の即決商品が既に出品されていれば、利益計算の販売価格も15,800円ではなく14,000円として計算します。




時間と共に商品価値は下がっていくため、出品中の商品でより安く販売されている場合もありますので供給確認リサーチの時に一緒にチェックしましょう。


※オークション形式の場合値段がいくらになるか不明なため、即決価格のみを確認します。



以上が、販売価格を決める為のオークファンの使い方でした。




1.2仕入れ価格と費用はebayで確認



仕入れ価格はebayで購入する価格を設定します。



先程の商品をebayで検索を行いました。


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・商品仕入れ価格 : 9,930円
・輸送費用    : 0円
・合計仕入れ価格 : 9.930円


この商品の場合は、以上の事が分かりました。



仕入れ価格に加えて関税などその他の費用が発生します。




ebay輸入→ヤフオク!販売で発生する費用をまとめると以下になります。


・商品仕入れ価格
・輸送費用
・関税
・ヤフオク!利用料(8.8%)



関税については、(商品仕入れ価格+輸送費用)の10%を見積もります。




これらをまとめると、


・商品仕入れ価格  : 9,930円
・輸送費用     : 0円
・関税       : 993円  … (9930円 + 0円)×0.1
・ヤフオク!利用料 : 1,390円 … 販売価格15,800円 × 0.088


・仕入総費用:9,930円 + 0円 + 993円 + 1,390円 = 12,313円



と、分かりました。




1.3 実際の利益計算



今までの価格を使って実際の利益を計算していきましょう。



・販売価格 : 15,800円

・商品仕入れ価格  : 9,930円
・輸送費用     : 0円
・関税       : 993円  … (9930円 + 0円)×0.1
・ヤフオク!利用料 : 1,390円 … 販売価格15,800円 × 0.088
・仕入総費用 : 9,930円 + 0円 + 993円 + 1,390円 = 12,313円

・利益 : 15,800円 – 12,313円 = 3,487円



と、なりました。




あわせて、利益率も計算しましょう。



利益率は 利益 ÷ 販売価格 で計算できます。


・利益率 : 3,487円 ÷ 15,800円 × 100(%で表すため) = 22.07%
※(小数点第3位を四捨五入)



この商品を実際に仕入れて販売した場合、『利益3,487円・利益率22.07%』が見込める商品と判明しました。




利益はやや少なめながら利益率が高い商品と判断できます。


※利益額/利益率の判断基準は後述




また、あらかじめ利益計算管理表を作っておく事で毎回の手動計算を省くことができます。




私の場合、画像の様に管理をしています。


画像4



Excelなどで関数を組んだり利益金額の大小により自動で色を付けると、分かりやすく管理に手間もかかりません。



以上が、利益計算方法についての解説となります。




※商品管理表の詳細はコチラを確認ください。




2. リサーチ基準



ebay輸入→ヤフオク!販売では、各段階に仕入れ可否を判断するリサーチ基準があります。



オークファンでは、需要と共有・販売価格の確認を行います。


ebayでは、商品を探して仕入れ価格・輸送費等を確認し、利益の計算を行います。




両方基準をクリアする事で初めて、商品を仕入れます。



このリサーチが甘いと、いくら商品を仕入れて売れても利益が大きくなりません。




2.1 利益でみる、リサーチ基準



ebayから仕入れる際、利益が出ればどんな商品 も仕入れて良い訳ではありません。



基準以上の利益額と利益率が必要です。




理由は2つ有ります。


1. ebay輸入に割ける時間は限られている

2. クレジットカードに利用限度額がある




2.1.1 ebay輸入に割ける時間は限られている



副業でebay輸入始める人にとって、作業の時間が限られています。



その為、より利益が高い商品でないと効率的に収入を得ることが出来ません。



どの商品も販売して利益が出るまで、ある程度手間がかかります。


・ebay輸入全体の流れ

オークファンで需要と供給をリサーチ

ebayで商品をリサーチ

利益計算

仕入れ

商品到着後、検品

ヤフオク!出品

落札後、梱包・発送

落札代金の入金確認


と、これだけ作業が必要になります。



同じ作業をするのに、1個1,000円の利益が出る商品と1個10,000円利益が出る商品があれば、利益額が大きい商品の方を扱いたいです。



1日24時間と限られているの為、一定以上の利益を出そうとしても手間ばかりかかっていると到達できません。


その為、基準以上の利益額と利益率が無い商品は扱わず、他の商品リサーチに時間をかけると効率的です。


※計算はExcelに任せたり検品や発送を外注化したりして、徐々に自分の作業量を減らして自動化の仕組みを作ると利益も大きく伸ばせます。




2.1.2 クレジットカードに利用限度額がある



仕入れを行える資金は無限にはありません。



ebay輸入ではクレジットカードで仕入れを行う為、利用限度額までしか最大で仕入れが出来ません。




例えば利用限度額40万円のクレジットカードを使っている人が「今月の目標は利益10万円」と設定したとします。



その場合、40万円の仕入で10万円を稼ぐ為の利益率が必要になります



目標金額と仕入れ資金から利益率が計算できます。


・今月の利益額目標 : 10万円
・カード利用限度額 : 40万円

・必要利益率(%) : 10万円 ÷ 40万円 × 100 = 25%




目標の10万円を達成する為に、利益率25%以上の商品を扱う必要があると判明します。




クレジットカードには利用限度額があって仕入れ資金も限られる為、利益額と利益率の基準はこだわりましょう。




基準以下の仕入れを行うと薄利多売になり、利益は伸びても忙しいばかりで非効率なので全くオススメしません。




理想のライフスタイルを手に入れるためには、お金と時間があって初めて成り立ちます。




同じ作業をしていても稼げない、もしくは稼ぐために時間が必要となるぐらいであれば元も子もありません。



しっかりと、基準以上の商品のみ取り扱うようリサーチしましょう。




2.2 仕入商品は【需要と共有】・【利益と利益率】で判断



仕入れを行う商品は、【需要と共有】・【利益と利益率】両方の基準をクリアする必要があります。



需要と供給の基準は、需要が供給の2倍以上が目安となります。



詳細はPart. 5を参考ください。




繰り返しになりますが、需要と供給が基準以上の商品でないと、いくら利益が出る商品でも売れません。



オークファンでの需要と供給の基準をクリアした商品のみ利益の計算を行う事で時間を有効活用できます。




利益のリサーチ基準は以下になります。


・利益額 : 5,000円以上
・利益率 : 20%以上



この基準は、関税(10%)・ヤフオク!利用料(8.8%)を除いた後の利益額と利益率になります。




大まかな目安として、


・10,000円で仕入れた商品は18,000円以上で売る
・20,000円で仕入れた商品は31,000円以上で売る



となります。





具体的に計算してみましょう。


・10,000円で仕入れた商品を、18,000円で売る場合

仕入れ代金    : 10,000円 (輸送費含む)
関税       : 1,000円 … 10,000円 × 10%
ヤフオク!利用料 : 1,584円 … 18,000円 × 8.8%

利益  : 
18,000円 – 10,000円 – 1,000円 – 1,584円 = 5,416円
利益率 : 
5,416円 ÷ 18,000円 × 100 = 30.1%



利益率が高い為、比較的安い商品でも基準を十分クリアできます。




・20,000円で仕入れた商品を、31,000円で売る場合

仕入れ代金    : 20,000円 (輸送費含む)
関税       : 2,000円 … 20,000円 × 10%
ヤフオク!利用料 : 2,782円 … 31,000円 × 8.8%

利益  :
 31,000円 – 20,000円 – 2,000円 – 2,782円 = 6,220円
利益率 : 6,220円 ÷ 31,000円 × 100 = 20.1%



こちらは利益率が低めですが、金額でしっかり利益を積み重ねられる基準になります。




安い商品は利益率が高く、高い商品は利益額が高くなる傾向があります。



10万円の利益を目標にしてた場合、この様に5,000円以上利益が出る商品を、20個販売すれば利益10万円が達成できます。


3日に2個のペースで商品をリサーチすれば、十分達成できる金額です。





2.3 リサーチの基準はブラさない



先程説明したリサーチの基準は、ブラさないで下さい。



リサーチの基準がブレてしまうと、「何故売れなかったのか・利益が出なかったのか」を後から分析する事が出来ません。




利益額5,000円以上・利益率20%以上の基準以下の場合、競合が増えて販売価格が下がってしまった場合に損をする可能性があります。




リサーチの際はしっかりと基準をクリアした商品のみ仕入れを行いましょう。





まとめと次回について



今回は「利益計算方法」と「リサーチ基準」をお伝えしました。



利益計算方法

・利益 = 商品販売価格 – 仕入れ価格 – 費用
・オークファンとebayを確認し、精度の高い利益見込みを行う
・利益計算管理表を作って手間を減らそう


リサーチ基準

・【需要と共有】需要が供給の2倍以上
・【利益と利益率】利益額:5000円以上・利益率:20%以上
・リサーチ基準をブラさず良い商品のみ仕入れて利益を積み重ねる



リサーチ基準以上の商品のみ、根拠を持った価格で利益計算を行う事で、正確な見積もりで商品を仕入れる事ができます。



見込みがしっかりすると、不要な商品の仕入れを行わず時間の効率もよくなりより精度高い商品郡のみ販売できるようになります。





自分を楽させるためにも、利益計算とリサーチはしっかり行う事をおすすめしてます。




今回は、以上となります。




次回のPart.10では、「ebayでの実際の仕入れ」を具体的に解説していきます。



それでは!最後までお読みいただきありがとうございました!




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