続ける力 読書記録#34

続ける脳 最新科学でわかった! 必ず結果を出す方法 (SB新書)

『続ける脳 最新科学でわかった! 必ず結果を出す方法」, 茂木健一郎,  2018

本書では、続けることが、人生の成功において重要であること、続ける力を伸ばすためのヒントが書かれています。続ける力とは、ひとつの課題に何年にも渡って取り組む力だといいます。誠実性と、挫折に対する強さと言い換えることもできます。本書で、いい考え方だなあと思った部分を紹介します(^^）

1．成功とは「その人がその人らしく生きること」

「成功」って聞くと、仕事などで人生で達成したことや、生きてきて得たものを思い浮かべがち。でも、個人にとっての人生における成功を考えると、それはもっと多様なのだと思いました。色々な人と関わって、日々の生活を送る中で、「自分らしく」って難しいとも思うけれど、だからこそ、いい目標なのかも？
自分の中で、多様な問いや基準を持っておくことが大切だと思っています。
「自分らしく生きるためには、どうしたらいいか？」
この問いが、新たに自分の中に設定されたことがうれしい👏

2．続けるためのヒント

それでも、続けるって難しいなって感じてしまうので、ヒントになりそうなことを、書き残そうと思います。続ける力は、何歳からでも身に付けることができるそうです。

・その行為自体を楽しむことができるか？を考える
・迷ったら、原点に戻る
・継続が途絶えるのは当たり前。途絶えたあと、「今」の自分にとって、やめるのがいいのか、再開するのがいいのかを考える

続けることのヒントは、日常の中に隠れているとも思いました。現時点までで自分が続けていることは、将来も続けられる可能性が高いのかなあと。
それが将来どうなるか、という思考はストップして、その行為が楽しいならそれでいいじゃないとも思う。
そして、どこかで完璧を求める自分を緩めること。身体を壊したり、精神的に疲れちゃったり、そんなのは人間だもの当たり前よね。そのとき、自分に優しいひとことかけたいなあ。

3．唯一意味のある継続性とは

いろいろ書いたけれど、一番印象深かったのは次の一文

生物として唯一意味のある継続性とは、生き延びること
生き延びるための居場所さえ見つかれば、生きる場所の優劣はない

この意識って、大切よね。失敗したときでも、挫折感を味わっているときでも、虚無感があるときでも、それでも生きてるんだから。
生きること今日も続けたなあって思えたら、幸せだと思う。自分に甘いよって、自分の中から声が聞こえてくるけど、、、まあいいや。

生きてることを毎日続けてる
きっと、それが一番すごいこと
他の事も続けられるさ～