目の前で人が倒れたときのために。
もし目の前で人が倒れたら。
この動画を見て、私にも救える命がある、私にしか救えない命があるのだと強く感じました。
こうやって人は突然死を迎えることがあるのだと、大きな衝撃を受けた。命の儚さと、今自分が生きている奇跡。その両方を感じた。
この感覚を、私は以前も味わったことがある。私は留学していたとき、ホストファミリーの親戚の結婚式に参加した。そのカップルには幼い子もいて、とっても美しくて、あたたかい家族で、私もその家族を見て幸せな気持ちになった。
しかし数か月後、フェイスブックで旦那さんが亡くなったことを知った。消防士だった旦那さんが、消火中になくなったという知らせだった。
ほんとうに、ほんとうに、ショックだった。
信じられなくて、信じたくなくて、何度も記事を読み返した。
参加した結婚式の写真を見返して、ふたりの心からの笑顔を見て、
訃報の知らせを何度も読み、
ほんとうに亡くなったのだと。
こんなにも簡単に人はいなくなり、
どんな幸せな人にも死はふりかかるのだと。
ほんとうに、ほんとうに、ショックだった。
動画を見て、この衝撃がよみがえってきた。命の灯が、何の前触れもなく消えることがあることの衝撃である。そしてこの動画をみて、もし自分の目の前で人が倒れたとき、私の行動がその灯の運命を左右することがあるのだと認識することができた。
とはいっても、助けたいという気持ちだけでは命は救えない。いざというときに行動するためには、なにが大切なのかを頭に入れておく必要がある。以下のサイトを参考に、目の前で人が倒れたときにすることを書き留めておく。
(1)周囲の安全を確認する。
(2)傷病者に近づき、反応(意識)を確認する。
(3)傷病者に反応がなければ、大声で叫び応援を呼ぶ。
(4)119番通報およびAEDを現場に届けてもらうよう協力を求める。
安全確保、意識確認、応援要請、199番通報、ですね。
ときどきこの投稿を見返して、脳内シミュレーションしよう。
目の前で人が倒れるなんて、人生で一度あるかないかくらいだろう。それが心肺停止状態というと、より遭遇する確率は低い(と思っている)。しかし、その一度が極めて重要なのだと思う。次こそは、なんてことは言えない。遭遇した、目の前の一回。そのとき、私自身の行動が命を左右するのである。
目の前で人が倒れたとき、もっとああしておけばよかった、と後悔しないために、今できることをしていこう。
今日も命にありがとう。
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