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小説「羽菜と雄」まとめ

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羽菜と雄の青春小説。 キャラ原案、設定→共同。ネタ→主にさとさん。文章化→さわば。
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2016年6月の記事一覧

羽菜と雄3

美化委員の会議室で、一通り自己紹介が終わると、一年生はさっそく仕事を覚えるためという名目で中庭に連れていかれた。
除草に植え替えにゴミ拾いに、と、仕事は山ほどあった。
大半の者がやっつけ仕事というか、適当に終わらせようとしている中、羽菜はくるくるよく動いた。

「燃えるごみはこっちですね」
「スコップが足りないですね、置き場はどこですか?」
「あっ、それ、雑草じゃないですよ…!」

一方雄はという

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羽菜と雄4

一目置かれるのはいい事か悪い事か…少なくとも、仕事量は増えた。
先輩方には説明の手間が省けると重宝がられ、同級生には何やかやと理由をつけて仕事を代わってほしいと頼まれ。
羽菜は特に部活動にも入らず、進んで仕事を引き受けては中庭いじりをしていた。

「ヴィオラさんーヴィオラさんー綺麗に咲いてくださいねー♪」

作業をしながら時々、気分に合わせて歌を口ずさむのだが、それはそれは小さな声で、羽菜は聞かれ

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