第28回開示請求 大阪コロナ助け合い基金、なぜクオカード?
年末に、吉村知事の定例会見で、大阪コロナ重症センターで勤務される方向けに、新型コロナウイルス助け合い基金を活用し、1人3~20万円のクオカードを贈呈することが発表されました。
「重症センターで働かれる方にクオカードを渡すのね」「そういえば、そんな基金があったな」「この3~20万円はどうやって決めたんだろう?」「『過去実績に則ります』みたいな文書1枚しか入手できなかったら関心事の半分しか満たされないな」「もしそうだった場合には初回の分から文書を入手できるようにしよう!」と考え、請求をしました。
計12文書を入手しました。
全文書は一番下にまとめて載せますので、まずはピックアップして紹介。
皆さんが一番気になるのは、クオカードにした理由ですよね?
現金、金券、電子マネーを、まず比較したんですね。
比較したポイントは、①迅速な給付、②事務負担、③感謝メッセージ力、の3点の模様。
・①迅速な給付 → まぁ、分かります
・②事務負担 → まぁ、分かります
・③感謝メッセージ力 → はい? ナニソレ??
「感謝メッセージ力」というものが、ちょっとよく分からないし、その大小って大事??
(というか、「支出方法の比較」の電子マネーが、内容欄は「早・軽・大」、効果欄は「早・軽・中」で齟齬があるんだけど、どちらが正の判断なんだろう?)
何はともあれ、 ↑ の文書をもって金券が良いと判断したようで、次に開示いただいた文書はこちら。
クオカード、JCBギフトカード、VISAギフトカードをこのように比較して、クオカードに決定したようです。
何だか、全体的に「クオカードが最良の選択肢だ」という結論に持って行く流れが、最初からできているような気がするのは気のせいでしょうか??
だって、先に挙げた文書は、渡す側のメリット・デメリットは比較しているけれど、受け取る側のメリット・デメリットは検討していませんよね?
受け取る側からしたら、使える場面が限られている金券・クオカードより、何にでも使える現金のほうが圧倒的に良いような・・・?
うーん、考えすぎ??
そして、年末に発表された、コロナ重症センターで勤務される方への贈呈に関する文書は下記3つ。
基金の残高と調整しながら、贈呈の対象者を絞ったんですね。
これまでの贈呈対象者は対象の連続性があったから、今回外れた人は不満があるでしょうね。
そして、自衛隊の方々は、辞退された様子。
一体、どんなやりとりがあったのでしょう?
コロナ重症センターに自衛隊の方々を派遣いただくことについてのやりとりについては、別途すでに大阪府に請求をかけているので、きっとそこで文書を拾えるはず!
入手できたら、何かしらの方法で公開しますね。
入手した全文書は、下記の通りです。
行政文書1:令和2年4月28日付「寄附と対象について」
行政文書2:令和2年4月28日付「助け合い基金「支援金」の贈呈方法について」
行政文書3:令和2年4月28日付「ギフトカード比較」
行政文書4:令和2年4月30日付「大阪府新型コロナウイルス助け合い基金 応援金の支出について(案)」
行政文書5:令和2年5月1日付「大阪府新型コロナウイルス助け合い基金について(案)」
行政文書6:令和2年5月1日付「本日の知事レク概要」
行政文書7:令和2年5月8日付「大阪府新型コロナウイルス助け合い基金について(案)」
行政文書8:令和2年5月8日付「今後の贈呈構想」その2
行政文書9:令和2年6月29日付「新型コロナウイルス助け合い基金 第二次贈呈について(案)」
行政文書10:令和2年11月26日付「新型コロナウイルス助け合い基金にかかる今後の支援金の贈呈について」
行政文書11:令和2年12月22日付「新型コロナウイルス助け合い基金 第四次贈呈について」
行政文書12:令和2年12月22日付「「大阪コロナ重症センター」で従事する方への助け合い基金を活用した支援」
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