第35回開示請求 LINEを活用した、ワクチン接種予約システムに関する文書

2月10日に、他院で接種する医療従事者を対象とした、LINEを活用したワクチン接種予約システムの導入を、大阪府が発表しました。
(注:一般市民を対象にしたものではありません。自分が勤務する医療機関以外で接種する、医療従事者等を対象にしたものです)

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これについての『①仕組み構築のための検討・意思決定プロセスに関する文書、②業者の選定プロセスの分かる文書、③契約内容の分かる文書』を請求し、文書を入手しましたので、公開共有いたします。


業者(Bot Express)選定経緯


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どうやら、1月8日に説明会に参加した事業者に対して、2月9日に「2月10日(翌日!)までに見積書を出して」と見積依頼をした結果、見積書を出せたもう1社よりも安かったから、Bot Expressが選ばれたようですね。

費用は、初年度(3月単月)93.5万円、5月までの総事業費は423.5万円とのこと。
(妥当な値段なのか、高いのか安いのか、システム開発には疎いため、私に判断ができないです)


■なぜLINEなのか?

ところで、そもそも「なぜLINEで予約をする仕組みなのか」については、この構想を発表した2月10日の定例会見で質問があり、LINEユーザーが多いから、ということが理由として挙げられていました。

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これに関連する文書も、府からご開示いただきました。

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■LINEの安全性について

ところで、LINEと行政との関係と言えば、情報の安全性が問題となっていますね。
報道を踏まえて、各部局で使用しているLINEのサービスについて見直した文書を請求したところ、ワクチン予約システムについても文書がありました。

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少なくとも、3月19日の時点では、LINEを使うのはやむを得ないと判断をしていたようですね。

なお、その2日後の3月21日には「府では新型コロナウイルスワクチンの予約に関してもラインを活用する予定。吉村知事はシステムをそのまま使うかどうか月内に判断する考えを示した」との報道がなされていました。

その結果、3月31日に大阪府のHP内で公表された資料で「LINEが大丈夫って言ってるし」「4月から接種が始まるし」ということで、このシステムをそのまま使うことに決定をしたようでした。
(この情報を、見つけられていませんでした。教えてくださった、あべのっちさん、ありがとうございます)

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最後に、図として挿入しなかった文書を、PDFとしてアップロードしておきます。
これらの文書から、もし何か「これは!」という気付きを得た方がいらっしゃれば、ぜひ教えてください。


備考:公開時には、4月以降にシステムを使用するか否かが不明であると記載していましたが、使用することが確認できたため、最終パラグラフを加筆修正しました。

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