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『神血の救世主』65話「VS魔獣殺し①」感想

こんにちは、沢です。
このnoteは読んだ漫画の感想を書いています。

原作:江藤俊司先生、作画:疾狼先生の『神血の救世主』65話の感想です。


Story

第2ボス・カルケヌスが倒された。透晴たちの手ではなく、第3ボスにして星6の扉のボス”魔獣殺し”イルラックの手によって。
巨龍を葬った一撃を防いだのは、新たに加わった桐生衛世の「止流紋」だった。

桐生と敷島

桐生が頭脳派だから敷島とのタッグ良いわ…!となった二人の会話、良すぎます。サングラス同士、というのも共通点があって好きです。

戦闘中の緊迫した状況でさえなければ、「これって未来の情報を知らないと出来ない采配じゃない?」とまで考えられる桐生の鋭さが敷島は嬉しくてテンションが上がったのではないでしょうか。
たぶん、敷島と桐生の持っている情報が逆でも同じ会話になっていて、かつ、現状の透晴チームだとこの二人以外ではこうならないのでは、と思います。

また、敷島がどこまで把握しているかはわかりませんが、1章の終盤で大我のもとに現れる直前に比良坂を消耗させのは桐生でした。それを知らなくとも「黒の一派」だった桐生への信頼度は決して高くなかったはずです。
その関係性を踏まえると、桐生が透晴を信用しているのがわかることで、敷島から桐生への疑念が解消されたと考えられるので、とても好きなシーンになりました。
※ただし、信用しつつも頭を回し続けて、念のため疑い続けるのが敷島の仕事だと思います。そこも良いです。
補足の補足みたいになりますが、読者視点だと、桐生はもう絶対に悪い奴にはならないだろう、というのと、敷島は良いやつなので桐生のことを信頼してるよね、ってことはわかりつつ、でも敷島ならこう動くよね、まで想像できるのが「良い」と言っています。

自分の仕事はこの一戦だけじゃない、これからもっと透晴チームに貢献をして、自分の守りたいもののために戦うって宣言する桐生が最高ですね。

前衛部隊到達。反撃開始

『神血の救世主』のWEBTOONならではの"縦の表現"が好きなんですが、今回は桐生の『止流紋』の前に宇洞の『黄金城塞』がそびえ立っているコマが頼もしすぎて最高でした。
イルラックのフィールドを削り取るほどの強力な一撃を防ぐ職人ふたり、という感じで渋いです。宇洞はいつも渋くて格好良い。

爽香と比良坂への『魂魄換装』でのバトンタッチは初読で変な声が出ました。ありがとうございます。
比良坂の新衣装が格好良すぎるし、顔も良い……。
僕も「先輩」って呼ばれたいです(何の話!?)

確か、戻ったらレベルがサーヤとカリオンにもフィードバックされるんでしたっけ。最初から全開!という展開でもありつつ、サーヤとカリオンのターンもありそうでワクワクします。
また、前衛部隊は渕上が未知なので、彼女の活躍も楽しみです。
現状の戦力だけで充実しすぎているくらいなのでイルラックの強さと、それをチーム戦でどう超えていくか期待が高まります。

また、比良坂が現れるまでの流れも良かったです。

黄金級が勢ぞろいしている状態で、敷島が指揮をとってボスのところに到達させる流れが、まさに全員で繋いだ感じがあって最高です。


この一言!

「くそ…!!”記憶”よりイルラックの初動も行動も速すぎる!!」

『神血の救世主』65話より 有明透晴

次のコーナーに続いて設定寄りの話になってしまいますが、イルラック周りの話はかなり気になっています。
透晴の"未来の記憶"との違いは、黄金級が揃いすぎていることで怒りを引き出す結果になってしまった、という感じでしょうか。

黄金の騎士7人にイルラックが取り押さえられているビジョンは、ルドウィーグの仲間あるいは配下として今の黄金級(日本のプレイヤーの黄金級?)が、反逆したイルラックを倒したのか、あるいはその逆なのか、という感じでしょうか。
比良坂が出てきたことでこの辺の話がクリアになって、黄金の国の内情も少しわかりそうなのが楽しみです。


この設定!

原作の江藤先生の設定の描き方が好きすぎるので、今週はこの設定や描写が刺さった!という話を書くコーナーです。

今回は敷島諒の第7スキル「熾天統制」(インペリアルコントロール)です。

第7スキルが6枚羽根で、第1スキル〜第6スキルを並行して使える、というのが文脈として綺麗なのが設定として好きだ!となったのがまず一つ。
あとは、見た目が格好良いのにこういう表現をするのは無粋ですが、黄金級の事務処理をほぼ担ってきたんだろうなと思うとマルチタスクのスキルを修得したのは合理性がありすぎるというか、敷島っぽいなと思っちゃいました……。

敷島の戦術レベルの高さなら「このスキルを組み合わせられたら、この状況を突破できるんじゃないか」って考えることがあったのかなと思います。で、今後はそれができるようになるってことは、強力な一撃よりも、レベル90で入手するスキルとしては最適なのではないかと…!

あとやっぱりオタクとしては、6つのスキルを2〜6個組み合わせて戦う敷島の戦闘バリエーションの広がりに夢が膨らみます。
今回は技名が無かったですが、もしかしたら上手くハマった組み合わせには名前が付くのかな、とか6つ全部混ざったスキルがどんなやつになるんだろうか、というのが気になるところです。


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