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猫の名は

みなさんはお子さんやペットの名前を決めるとき、どんな想いを込められましたか?

子供ならその時の流行りがあるかもしれません。
今はジェンダーレスネームが注目されてるようですね。

(私の周りにも、ずっと心が女の子だったことを隠してきた学生時代の同級生がご家族と相談して女の子の名前に戸籍から変えた、ということがありました)

20代後半、友達が立て続けに第一子を出産したときは
ちづる・ちとせ・ちひろ
と、「ち◯◯」が続いておばちゃんは若干混乱笑

2年前に生まれた甥も「ち◯◯」と命名され
また「ち◯◯」きちゃったな〜!!!😂とガハハしてしまった(名前、間違えたらごめんな…)

さて、今回は愛猫らむの命名について。
保護猫の里親になった場合、名前どうする?は私の中で結構課題でした。

旧名「ラヴ」

保護猫施設にいたころのらむくんの名前です。

🖤🖤🖤🖤🖤🖤🖤🖤🖤🖤🖤🖤🖤🖤🖤
もちもちの でっかい 『愛』 ってこと…!?
🖤🖤🖤🖤🖤🖤🖤🖤🖤🖤🖤🖤🖤🖤🖤

この「ラヴくん」もとってもキュートな名前なんだけど、私が考えた名前を付け直すことで「うちの子として一生大切にする」という意思表示・覚悟になると思って名前は変えることに。

だけどうちにくるまでの約1年ずっと「ラヴくん」と呼ばれてきたはずなので、音は変えないを絶対条件にした。

とりあえず見た目の特徴を出してみる

猫は子猫の時は目が青かったりするけど、大人になるにつれて色が変わるらしい。
確かに、前回の記事で書いたFOREVER LOVEじいさん・レオも生まれた時の写真は目が青かった気がする。

全然違うね

でもらむくんは出会ったときすでに1歳弱、身体はすっかり大人になっていた。
この状態から大きく変わることはないだろうと踏んで

・目が満月みたい
・もちもち

という2点で考えてみることに。

この目に一目惚れしたのよ

「満月」という単語を外国語で検索してみたり
逆に日本語で色んな月の呼び方を調べたり
「もちもち」から連想されるワードを書き出してみたり。

色々出してみたものの、どれも『ラヴ』の音からは程遠いものばかり😭
一旦置いといて別視点で考えようかな。

音を優先してみよう

前述した通り、突然名前が変えられるのはどう足掻いても飼い主のエゴ。
ただでさえみんなといるところから1人だけ連れ出されて申し訳なかったのに、更に知らん単語で呼ばれるなんて私だったらハァ、と思ってしまうので極力彼の負担にならないようにしたかった。

そこで「ラ◯」でuの音を全部書き出してみることに。

・ラウ
・ラク
・ラス
・ラツ
・ラヌ
・ラフ
・ラム
・ラユ
・ラル

「ラウ」は今をときめく男性アイドルSnowManのラウールくんの愛称なので、ちょっと避けようかな(特別熱心なファンでもないし)
「ラク」は諸事情あり避けたく。。

「ラス」以降でひとつひとつ見て行った時に「ラム」がひっかかった。

そういえば小学2年のころ実家で飼っていた黒猫が確かラムだった。
母がどこからか拾ってきたものの成猫だったせいか家猫になることに反発して観葉植物を倒したりカーテンをビリビリにしたりかなりヤンチャだった。
すぐ脱走してそのままいなくなったのがラムだ。

昔飼ってた子と同じ名前は若干気が引けたけど、
ラムから連想される「ラム酒」の原料がサトウキビの廃糖蜜と知って「「「お?」」」と思った。

ラム酒(ラムしゅ)またはラム(英語: rum、フランス語: rhum、スペイン語: ron)とは、サトウキビの廃糖蜜または絞り汁を原料として作られる蒸留酒である[1]。サトウキビに含まれるショ糖を酵母でアルコール発酵させてエタノールに変えた後、蒸留、熟成することで作られる。西インド諸島が原産地と考えられている。

Wikipediaより

らむくんの目はずっと満月だと思ってたけど、確かに蜜っぽさあるな…!?
というかもう蜂蜜にしかみえなくなってきた。
(下戸のため酒の知識が皆無・廃糖蜜と蜂蜜の違いについては大目にみてやってほしい)

それにラム酒ってバッカスとか大人が食べる特別なチョコレートに入ってるお酒のイメージ。
私にとってはじめて迎える特別な猫ちゃんにぴったりじゃん!

と気づいてそのまま『ラム』に決定。

日本語の素晴らしさを実感した「3種類の日本語」

私の下の名前はひらがなで「◯◯み」。
「女の子が生まれたら絶対これにする」と父が決めていたそうで、兄が生まれる前から私の名前は決まっていた。

ひらがなになったのは母提案。名字の画数が多くて全部漢字だとキツい。柔らかい子になって欲しいからと、ひらがなにしたそう。

おかげさまで結構極端な性格になりました
〜柔らかいかは不明〜

母も「◯◯み」だけど漢字なので確かに音は柔らかいけど文字になるとキツいね、という印象(自分がひらがなだからそう思うだけかも)

「ラム」と決めたとき、母が私にしてくれたこの方式を取り入れて「らむ」に変換した。

名前ひとつつけるにしても、漢字・カタカナ・ひらがなから選べるなんて、日本語は贅沢だな、ありがたいな、と思った。

ご存知の通りもちもち猫ちゃんなので「らむ」にしたらしっくり感半端ない。「ラム」はなんか…セクシーなお姉さんのイメージ(?)

最初の「見た目の特徴」を諦めたにも関わらず、
最終的にその「見た目の特徴」を回収して、
且つ大前提だった「音を変えない」もクリアできて
なかなか良い命名だったと思う。

ちなみに、「え、子羊!?」とか「うる星のラムちゃん??」と言われることも多々。

「らむ」だから!!!!!このひらがなへの拘りも含めた名付けだから!!!!メェ~でもだっちゃ!でもないから!!!!

猫とは言え家族の名前間違われるの結構イラッとくるもんなんだな、友達の知人の子供の名前、間違えんように気をつけよう、と心に誓いました。

ということで猫ちゃん命名ストーリーでした🍯

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