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何気ない日常を切りとってもっと気軽につぶやく

書いてみても「投稿ボタン」を押す自信がなく下書きだけが増えていく。
そんな”下書きため込みグセ”を私は持っています。
いしかわゆきさんの著書『書く習慣』には、このクセを改善できるかもしれないヒントがたくさんつまっていました。
そこで本の中に記載されている52の「書く習慣をつくるコツ」を意識した文章を、毎日1つずつ52日間投稿しつづけるチャレンジをしています。

5日目:つい書きたくなる日常の「解像度」の高めかた

X(Twitter)が、ずっと苦手でした。

たった140文字で日常をつぶやいた先に何があるのか分からず、次々に情報が流れるさまもせわしなく感じて、つい数ヶ月前まではまともに開いたことがない状態。

ところが「書く」を仕事にするために、X(Twitter)は必須だとあちこちで言われます。そこで、まずは読む専門で開くことにしました。

よく読んでみると、たった140文字の中にぎゅっと濃縮された、密度の濃い内容の文章があることに気づきます。

ムダのない最小限のことばで組み立てられていながら読み手の心を動かし、想像力を広げるような文章です。

より密度の濃いツイートにするポイントは、起きた出来事について
「なぜ?」と問いただすこと。

『書く習慣』いしかわゆき

日常のできごとでも、「今日は~だった」という説明や感想を書くのではなく、「思考」のフィルターに通して深掘りした後にツイートする。

「なぜ?」と考えを深め、広げて分解することで解像度は上がり、新たな発見があってそこから学びをひねり出すこともできるようになるのだそう。

アウトプットは学んだりインプットしてネタを手にしてから行うものだと思いこんでいた私にとって、ネタは日常に転がっていて、学びはそこからひねり出せるものという考え方はとても新鮮なものでした。

「発信」することに必要以上に身構えなくていい。
ただの日常を切り取った内容でも、「読んでもらえる文章」になりえる。

いしかわゆきさんのことばは、「もっと気軽に発信しようよ」というメッセージがこめられているように読み取れました。

日々のどんなことにも感情が動くようになる。
そこから学びを見つけられる。
それをネタに昇華させて言葉にしていけるようになる。

『読む習慣』いしかわゆき

「日常ツイート」を習慣にすると、こんな効果もあるそうです。
思考のフィルターを通しありふれたことを意味あることに変換する練習をつづけると、「書く」力が鍛えられてゆく。

X(Twitter)にも下書きが溜まっているわたし。
「こんなこと呟いても意味ないよね・・・」と放り込んでいたものを引張りだして、「なぜ?」を繰り返してからつぶやいてみようと思います。


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