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自選評論・随筆集

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気になる社会現象について、毎日の生活における小さな気づきから論じた記事を、多くは匿名で自身が展開する媒体(メルマガ・ブログ・SNS等)から選んでまとめています。
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#祈り

忘れないこと、祈ることの意味(2020年3月11日SNS)

【 写真は2020年3月11日「午後2時46分過ぎに大きな虹 東日本大震災9年(神戸新聞NEXT)から引用しました。】  災害が多すぎて忘れてしまいそうになりますが、上皇陛下はつねに被災地に思いを馳せてほしいとおっしゃっています。  私は、東日本大震災の次の年の職員研修で、三陸鉄道の社員の方からその日のお話、復興の様子などを伺い、三陸鉄道ファンクラブに入って微々たるものながらずっとエールを送ってきています(まだ三陸鉄道には乗れてないのですが……)。  今ある当たり前の日

共鳴・共感・共同――私たちが授かった能力(2020年4月3日ブログ・2020年4月5日SNS)

【 写真は三年前2月の鳥取市内での降雪の様子です。】  定刻での出勤のなくなった私ですので、朝は外に出ることにしました。今日は昨日より遅めになりました。  「社畜」だった自分には知らなかった昼間の世界が地域社会にはあることを感じました。  ご高齢の方が多いな、保育士さんは感染リスクを負って小さな子どもたちの面倒をみているんだな、公園に出て子どもと一緒にいるお父さんお母さんは仕事休んでるのかな、マスク入荷ないと貼り紙あるのに開店前のこの店の行列はなんのためかな……などなど

私にとっての「グローバル」とは?(2020年9月12日SNS)

 ふとしたことでいつもはしまいっぱなしのパスポートを取り出す用があり、去年の9月は仕事でシアトルに2週間いたことを思い出しました。  そうそう海外出張のある仕事でもなかったし(それでも911テロ前に韓国には仕事で1回だけ行きました)、社畜だった私は海外に旅行に行くような時間的余裕も気力もなくていての初のアメリカは、行く前まで緊張し通しでした。  しかしながら、慣れない英語でも気持ちが通じ合うことができ、遠く離れた土地で普通に暮らす人たちの生活を垣間見ることで、世界の人たちと平