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「子育てがしんどい…」と思ったときにオススメな絵本3選

こんにちは。
旅するカウンセラー、SAWAです。

今日は、子育てに疲れた時、育児にイライラしている時にぜひ読んでほしい絵本を3冊紹介したいと思います。

私って子育てに向いていないかも…。
こんなお母さんでごめんね…。

と、落ち込んだり、しんどいと感じることもある子育て。
カウンセラーとして働く中で、「子育てが辛い」というご相談もたくさんお受けします。

私もその一人。
少し気持ちを癒してくれるおすすめの絵本を紹介していきます!


『ちいさなあなたへ』アリスン・マギー作/ピーター・レイノルズ絵


どの本屋さんにも置いてある、とっても有名な絵本なのでご存じの方も多いはず。

私は子どもを出産した時に叔母からプレゼントしてもらったことがきっかけで手に取りました。

赤ちゃんだった我が子が、いつの間にやら成長し、そして別れの時がやってくる、という様子が優しいタッチでありつつも、淡々と静かに描かれていています。

産後間もなかった頃、私は赤ちゃんのお世話に一生懸命で、自分の食事や排せつという生理的な欲求も満たせなくなる状況が苦しくって、自由が大きく制限されてしまったように感じていました。

多少お世話に慣れてきてからも、夜に外出できないこと、一人旅ができないこと、寝かしつけの時間にはオンラインセミナーに参加できないことに、「自由がない!」、「子どもを持つということはこういうことなのか!」と焦りと不満の気持ちがありました。

なので、周りの子育て経験者の言う「大変なのは一時のことだよ」という言葉は、単なる気休めの言葉としか受け止めていませんでした。

でも、私のかわいい赤ちゃんだった子供も、いつの間にか5歳!

どんどん成長していく子どもの姿を目の当たりにして、そして、その間にこの絵本を何度も何度も読んでいく中で、親子の関係はあっという間に変化していくのだということを実感するようになりました。

私と子どもの人生を、なが~い目線で見た時に、私が子育てという役割を担えるのは、本当にほんの少しの期間だけなのだと。

■授乳できるのも一時のこと(平均より時間がかかりましたが、今となっては懐かしい時間)
■抱っこ紐をしている時のあったかさ、子どもの重み。それを感じられるのも一時のこと
■「ママ大好き!」と言って、くっついて眠れるのも、きっと一時のこと

そう思うと、今この時を心の底から味わっておきたいと感じるようになりました。

大変さやイライラも少しは小さくなるかも。

この本はいずれ巣立っていく子どもを、一人の人間として見守る姿勢についても教えてくれます。

かわいくて仕方ない、守るべき存在である子ども。
できるだけ傷ついてほしくはないし、危ないこともしてほしくない。

でも、成長する過程では様々な感情を味わうこともあるし、危険を冒して冒険することもある。
そんな時、どっしりとした気持ちで見守ってあげられる親になりたい、そう感じます。

『My Child わたしの子』ヒルデ・ハーゲルップ作/クリスティン・ローシフト絵


この絵本は青山のスピリチュアル本屋さん、ブッククラブ回で見つけました。

表紙がとってもかわいくて(帯が布団のようになっていて、模様も本当に素敵なんです!)一目ぼれした絵本です。

『ちいさなあなたへ』は産後すぐのお母さんにもオススメですが、こちらは幼児さんのお母さんにぜひ読んでほしい一冊。

4歳の女の子を育てているワーキングマザーの1日(「今日はとにかく何だかぱっとしない…」という日)のお話です。

何となく体も不調だし、子どものペースを見守ってあげられない、仕事も集中できないし、カフェに行って無駄遣いをしてしまう。

私にも思い当たることがたくさんある、何だかどんよりした気分の日。

でも、そんな日でも育児は待ったなし、ですよね。

自分の気持ちは脇に置いておいて、家事や育児、仕事のタスクに当たっていると、ふと気が付けば、子どもの気持ちを置いてけぼりにしてしまっているということ、私は時々あります。

■たった1分待ってあげればいいのに、そのモタモタに我慢できないこと。

■子どもにとっては大事なこだわりを無視してしまい、悲しい気持ちにさせてしまうこと。

■絵本の中に登場する「わたしはどれぐらいあなたからうばい、与えてきたのだろう?」という言葉が胸に刺さります…!

子育てをしている中で感じる、「これでいいのかな…」という不安や、「私なんかがお母さんでごめん」という罪悪感。

でも、この絵本を読むと、そういう気持ちもひっくるめて親になれてよかったと感じるのです。

『きみのいたばしょ』写真・スタジオネーブル/文・池田伸/絵・コヨセ・ジュンジ


妊婦さんの大きなお腹を前に、優しく話しかけているように見える子どもの写真。

とても印象的な表紙のこの本は、絵本というよりも写真集です。

それもそのはず。マタニティ&ベビー専門のフォトスタジオが作った絵本なのだとか。

私が、最初にこの本が素敵だな~と感じたのは、「すべてのおなかはカタチがちがうだろ」という言葉でした。

生まれてくる以前から子どもたちは多様性に富んでいて、特別で完璧な、たった一人の存在なのだと感じさせる言葉。

周りの子どもと比べてしまったり、親の「〇〇すべき」を押し付けてしまうこともある私。

子どもは親の思い通りには育たない、と心に刻んでいたとしても、思い通りになってほしいという気持ちが時々顔を出します。

けれど、出産前は、「とにかく無事に生まれてきてくれさえすれば…」と切実に願っていたことを思い出すと、そんな大切な存在が、今も目の前にいてくれることが奇跡のように感じられます。

怒りすぎてしまうこと、求めすぎてしまうこともあるけれど、時々はお腹の中にいた時のことを思い出してみると、愛おしさの方が圧倒的に大きくなる。

この絵本を読んでから、私は定期的に子どもに対して、「生まれてきてくれてありがとう」と伝えるようになりました。

生まれてきてよかった、私は愛されて生まれてきたんだ!と子どもが思えるように、これからもこの絵本を一緒に読んでいきたいと思っています。

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