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「社長、ちょっと多くないですか」
「いいよ、別に。ウチでそれなりに貢献してくれたんだから」
「残酷なようですけど、ここは商売、我が社には守るべき従業員もいればうるさい株主もいる。若くしてあれだけの天才にこんな大金を渡したら……また新たにビジネスを始めてウチの脅威となります。ここは徹底的に潰しておかないと」
「だからだよ」
「でも……」
「若者潰すなんて簡単だよ。大金を掴ませれば勝手に自滅すんだから」

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