八月のガトーショコラ(グルテンフリー&ヴィーガン)+リッチテイスト
※すぐに作りたい方は、目次からRECIPEに飛んでください
景色
母の誕生日は毎年これを作るのが恒例になっている。
僕が唯一作れるケーキ。
母から教えてもらった。
夏場にチョコケーキ、しかも自分の誕生日に自分の味を食べるのは面白くないんじゃないかと思うけど、
息子が作ってくれた、ということが毎年母を喜ばせた。
という事実をいつも父伝いに聞いた。
僕の前では今年もこれぇ?もう飽きたわよぉ、なんて言ってるから。
だから一度だけ高級なケーキを買ってきたことがある。見た目は華やかだし驚くほど美味しかった。
こういうのが食べたかったのよー!なんてはしゃいでいた母。
しかし父曰く、やっぱり僕の作ったものが食べたかった、これから毎年こうだったらどうしよう、と嘆いていたらしい。
なんだよ素直じゃないな。
かれこれ何十年も作っている。
今年もそろそろ母の誕生日。
母は気づいているだろうか、毎年少しづつ砂糖やチョコレートの量を調整していることを。年に一度とはいえ体に負担をかけさせるのは嫌だ、でも味は元のままを保つために日々研究しているのだ。
お盆が来たらきゅうりとナスで馬と牛を作って火を灯すように、母の誕生日が来たらガトーショコラを作ってキンキンに冷やして食べるのだ。それが我が家の慣習。
僕は母の味を受け継げたことが何より嬉しい。
ヴィーガンなのでもちろん卵は使いません。ですので卵白を泡立てたり、卵黄と砂糖を白くなるまで混ぜたりなど、めんどくさい工程はありません。それでも口溶けは軽く、でも濃厚な満足の美味しさです。
きっと冬場にご紹介するのが良いのでしょうが、冬になったらまた思い出して是非作ってみてください。
RECIPE
準備時間 25分 焼成時間 30分 合計 55分
材料(15cm or 18cm丸型)
豆乳 120g
植物性オイル 60g
きび砂糖 80g
ヴィーガンチョコレート 50g
塩 ひとつまみ
ココアパウダー 40g
アーモンドパウダー 30g
米粉 70g
ドライイチジク 50g
ベーキングパウダー 小さじ1
作り方
型にオーブンペーパーを敷く
粉類を合わせておく
イチジクは小さく切る
オーブンは180℃に余熱する
鍋に湯煎用のお湯を沸かしておく
火を止めた鍋に豆乳、砂糖、チョコレートを入れたボウルを乗せ、湯煎する。
チョコレートが溶けたら湯煎から外し、よく混ぜる。
オイルを加え乳化させる。
粉類を加えゴムベラでさっくり混ぜる。
イチジクを加え軽く混ぜ、型に流す。
台に打ち付け気泡を取り除く。
180℃のオーブンで30分焼く。
粗熱が取れたら冷蔵庫で数時間寝かす。
ヒント&アレンジ
甘さ控えめなので砂糖を増やしてしっかり甘くすることも。
イチジクをラムレーズンやナッツなどに変えても美味しい。もちろん入れないでsimple is the bestでも!
ヴィーガンチョコレートはなくても作れます。
冷蔵庫に入れないとほろほろしてうまく切れません。
冷蔵庫から出し、粉砂糖をかけて気分を高めるのも良し。
お酒(ラム、キルシュ、ブランデー)を入れて大人なお菓子に変身させるのも良し。
RECIPE(rich taste)
準備時間 25分 焼成時間 30分 合計 55分
材料(15cm or 18cm丸型)
植物性生クリーム 120g
植物性オイル 30g
きび砂糖 80g
カカオバター 30g
カカオマス 20g
塩 ひとつまみ
ココアパウダー 40g
アーモンドパウダー 30g
米粉 70g
ドライイチジク 50g
ベーキングパウダー 小さじ1
作り方
型にオーブンペーパーを敷く
粉類を合わせておく
オーブンは180℃に余熱する
鍋に湯煎用のお湯を沸かしておく。
火を止めた鍋に生クリーム、オイル、砂糖、カカオバター、カカオマスを入れたボウルを乗せ、湯煎する。
オイル、カカオバター、カカオマスが溶けたら湯煎から外す。
2に粉類を加え混ぜる。
イチジクを加え軽く混ぜ、型に流す。
180℃のオーブンで30分焼く。
ヒント&アレンジ
カカオバター、カカオマスはヴィーガンチョコレートでも良い。もしくはなくても良い。
切り分ける時は一度冷蔵庫で冷すと切りやすい。
イチジクではなく、フランボワーズ、ラムレーズンなどでも美味しい。
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