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【杉原記念館を守り隊 メンバーの想い No.7】

杉原記念館を守り隊のはなです!

こちらのnoteでは、リトアニア・カウナスにある杉原記念館を存続させるためのクラウドファンディング(CF)を行う私たちが、CFページでは書ききれなかった杉原さんやリトアニアへの想いを伝えていきます。

CFの「メンバーの想いを綴る」インタビューシリーズの7人目は、広報担当のナカジです!

添乗員として、旅行会社の社員として出来ることは何か

はな)どういった経緯でCFに関わり始めたのですか?
ナカジ)CFの代表の三浦さんに一緒にやってみないかと声を掛けられたのがきっかけです。その後、広報担当に任命され、主に各国の大使館や観光局への協力依頼をしていました。
個人的にも支援する側としてCFをやったことはありましたが、CFを企画運営する側になるのは初めてということもあり不安もありました。
でも、今後CFを行う文化が日本でも広がっていけばいいのにと考えていたことや、お客様を案内する添乗員・旅行会社の社員として杉原記念館をプロモートしてみたいという思いから携わることにしました。

外交官としての世界での活躍

は)広報担当のやりがいや大変さはどんな点ですか?
ナ)杉原千畝さんのことは「東洋のシンドラー」と言われていたり、「命のビザ」を発給するなど、もともと大まかなことは知っていました。
しかし、杉原さんの縁を頼って協力を依頼できる大使館や観光局はないかと杉原さんの生涯を辿っていく中で、リトアニアだけでなく、フィンランドやチェコ、ルーマニア等外交官として各国に赴任していたことを今初めて知りました。そんな、国を代表する機関である大使館や観光局の方々もご協力頂けて本当に嬉しかったですね

は)CFを通して、杉原さんに対する認識が変わった点はありますか?
ナ)先ほども触れたように杉原千畝さんに関して大まかなことは知っていました。
始めは人道的な観点から救いたいという思いから行動に移されたと思っていましたが、CFに携わり杉原千畝さんのことを調べていくうちに個人的には長期的な観点で日本の外交にプラスになることを見越して行動したこともあるのかなと思っています。

杉原さんの功績を伝えることで、人種差別を見つめるきっかけに

は)このCFやリトアニア、杉原千畝さんに対する思いはありますか?
ナ)今回は杉原記念館を救ってほしいという思いで携わりましたが、コロナ禍で世界各地の観光地が収入減の危機に瀕しています。私たちが観光地全てに携わることは難しいですが、このCFがきっかけで様々な場所で支援の輪が広がっていけばいいと思っています
また、移民や人種差別が問題になっている地域もあるなかで、「人種」という枠に囚われることなく「ひと」を救った杉原千畝さんの功績を伝えることを通じて、今世界中で起きている様々な分断について考えてもらうきっかけになって欲しいです

最後に、わたしは社会的な活動は、何かきっかけや繋がりがないと出来ないと思っていましたが、今回はコロナ禍の影響で生活にちょっとした変化があり携わることになりました。このCFを通して、皆で力を合わせれば成し遂げられるということや、少しだけ視点を変えて表現するだけで自分の想いがより人に伝わっていくんだということを改めて実感できました

は)800万円という目標は、始めた当初はとても到達できないのではないかと不安を感じ、20代30代の若者数人の声は聞こえるのだろうかと祈るような気持ちの毎日でした。
開始から2ヶ月が経ったいま、1,000人を越える人が同じ危機感を持ち、同じものを大切に思っているとわかり、本当に勇気をもらっています。

CFも残り2日となりましたが、少しでも多くの方の想いを記念館に届けられるよう、そして1日でも長く杉原記念館が存続出来るよう引き続き頑張っていきます!

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