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【杉原記念館を守り隊 メンバーの想い No.6】

杉原記念館を守り隊のはなです!

こちらのnoteでは、リトアニア・カウナスにある杉原記念館を存続させるためのクラウドファンディング(CF)を行う私たちが、CFページでは書ききれなかった杉原さんやリトアニアへの想いを伝えていきます。

CFの「メンバーの想いを綴る」インタビューシリーズ、今回は主にTwitterの更新を担当しているふきこです!

コロナのいま何をして過ごすか

はな)どういった経緯でCFに関わり始めたのですか?
ふきこ)CFの代表の三浦さんに、杉原記念館の館長からの動画の翻訳を手伝ってくれないかと声を掛けられたのがきっかけです。
動画製作が一段落した頃、コロナウィルスの影響で会社の業務が縮小し自分の時間が増えたことで、仕事以外の時間をどう使うかを漠然と考えるようになりました
その時、以前からCFについて話していた自分の会社の先輩から掛けてもらった、
「やるかやらないか、最終的に自分で決めた方がいい」という言葉がとても心に響いたんです。
この言葉で、自分で考えて行動していくこと、チャレンジすることが大事だと思いました。
仕事に慣れてきた頃にブレーキがかかったということもあり、いろんなことを吸収したいという想いも強かったですね。

杉原さんのことは、「ビザを発行してユダヤ人を助けた人」と知ってはいましたが、プロジェクトを通して勉強していく中で、彼の決断が自身のその後の半生に大きな影響を与えていたこと、ユダヤ人たちに手を差し伸べた後の苦労があったことを初めて知りました。これは興味を持って知ろうと思わなければ、知り得なかったことだと思います。

SNSの強み、クラウドファンディングの強み

は)現在はTwitter担当として、こまめに情報発信をしてくれていますね!SNS担当になって感じたこと、気がついたことなどはありますか?
ふ)主に二人で分担して、発信をしています。最初はハッシュタグの使い方もよくわからないところから始まり(笑)、文字数の制限がある点が苦しいと感じながらも、SNSを日常的に利用する若い世代に親しみやすいように絵文字や砕けた文章にすることも心がけました

今まで一番反応が大きかったのは、協力して下さった政府観光局の拡散依頼のツイートで、本当に有り難かったです。
そのときの支援の伸び率は本当に素晴らしかったのですが、新しい投稿が増えるほどCFの投稿が流れていってしまうというSNSの側面にも悩まされました。
その点、CFのページで「人気のプロジェクト」として掲載されるようになってからは、支援者数が伸びる期間が長くなったと感じます。これは、私たちが利用しているCampfireのGoodMorningというプラットフォーム自体が、社会問題をテーマにするプロジェクトを多く扱っていることも影響しているのかなと思います。

観光業の成るべき姿を考える

は)このCFへの想いや、活動を通じて感じたことを教えてください。
ふ)私は、巡礼に興味を持って「宗教と観光」をテーマに大学の卒業論文を書いたので、そんな視点から感じたことがあります。
ここ数年、オーバーツーリズムといって、観光地に多くの人が押し寄せることによってさまざまな弊害が生じ、大きな問題になっていました。一方で、現在の杉原記念館のように、日本人の渡航ができなくなったことで閉館の危機に陥ってしまう場所が出ています。
観光業に携わる身として観光地の利点を搾取するだけではなく、今回のような不可抗力や一時の流行などによって、観光施設の運営が左右される現状を改善していけないか地元と共存できる持続可能な仕組み作りをしていけないか、そんな課題への新たな視点を持つことができました。

は)旅行会社は、自分たちで持っている「モノ」はほとんどありません。鉄道や航空会社、ホテルや旅館、現地ならではのレストランやお土産屋さん、そして杉原記念館のような観光地を管理・運営してくれる人たち。
出掛けた先のたくさんの関係者の協力と思いやりがあってはじめて、旅行がお客様の思い出になります。
そうした観光地の「素材」を繋げられるのが旅行会社であるからこそ、ふきこさんの想いはこの世界に身を置くメンバーみんなが少なからず感じているものです。

CFも残り数日となりましたが、少しでも多くの方の想いを記念館に届けられるよう、支援額1,000万円を目指して引き続き頑張っていきます!

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