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西部湯瓜
2016年12月4日 17:55
面子に夢中だった。平成の世だというのに、暖房器具がストーブ一つしかない極寒の教室で、皆、面子を叩いていた。ストーブの隣に集まって面子を叩いていた。小学生の頃の話だ。面子がブームになるなんて思ってもみなかった。最初は、男子のうち一部の仲良しグループが、牛乳瓶のふたを使って面子遊びをしていたに過ぎない。ところが、段ボールの切れ端を使い始めた頃から人気に火がつき、段ボールの切れ端を二枚重ねたものをガ