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7・25(土)

高校生までは、いわゆる腐女子だった。大学生になり生まれて初めて恋をしてから、他人(キャラクター)同士の恋愛にかまう気持ちが無くなって、自然と腐女子をやめた。

腐女子だった頃はイラストを描くのが好きで、今思うと結構熱心だったと思う。ずば抜けて上手だったわけでもないけど。腐女子をやめていなかったら、今頃は「絵師」として活動していたかもしれない、と思うくらいには描いて発表もしていた。

たまに絵を描くことをやめてしまったのを後悔することがある。

やめて後悔しているならまた始めれば良い。描きたければ描けばいい。

わかっているつもりだったけど、

「絵が上手な人はたくさんいるし」

「今更私が描き始めたって大して上手くならないし需要がない」

と思っていて、始める気になれなかった。プライドが高いというか、完璧主義というか。まあ、よくないやつです。

そんな私が今日、仕事でイラストを描くことを頼まれた。

自分が書いたWEB記事の挿絵となるものだ。

例のセフレとの散々な思い出を漫画にしてインスタにアップしてやる。とルサンチマンに駆られて購入した、スタイラスペンとibisPaintのアプリもあったので、いい機会だと思い承諾した。(漫画は結局描いていない)

自分が書いた記事に関しては、出来る限り全てを自分でデザインした方が良い、と考える担当編集さんの厚意で描かせてくれるのだと思う。

実際描き始めると、拙いのは勿論なのだがとても楽しい。文章を書いているときより楽しい。文章を書いているときはあらゆるものが雑音に感じ、かといって無音では落ち着かなくて、いつもやきもきする。その点絵を描いているときは音を作業の邪魔に感じない。楽だ。

経過を編集さんに送ってチェックしてもらい、ダメ出しにダメ出しを重ねられ、途中で投げ出したくなった場面もあったが、最終的には何とか掲載に耐え得るラインに仕上げることができた。(TOPの絵ではない)

この挿絵を描いたからといって私の原稿料が増えるわけではないんだけど、それでもいいやと思えた。

絵の練習、また始めてみようかな。













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