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レースレポ 筑波9耐99kmの部、99分の部


例年職場自転車部で参加していたこのレースに今年は単独で、それも2部門で出走。
チームメイトのアミノ酸からは良いトレーニングにもなりますよという事ですが、レースレポでも出た課題、見えすぎて恐怖行動が出てしまうのを何とかしたい。
カテゴリー混在のエンデューロ形式のレースは人も多くて、その手の集団慣れに関しては最適かもしれません。

パフォーマンス
地獄のレース月を終えてリカバリーを挟んで再度鍛えなおし中。
シーズンインからは緩やかな伸び。 
ピーキングはせず、疲労管理だけは行った。 

目標
レースのリザルトに関しては特になし。
大前提が集団慣れが目的、その上で無傷で生存。
チームメイトのアミノ酸も午前の部は一緒に走りますが、
特に事前の取り決めはなく、最後までお互い残っていたら牽いてくれるという事なので、
とりあえずやれる範囲で頑張るしかない。

午前:99kmの部 14位/128
1周約2km弱のコースを48周。
前半からアタックが散発するが逃げは決まらない。
自分もアタックに参加したり、ブリッジしたり(完全に出来たとは言わない)、集団を牽引したりといつも以上に動いてみるがなかなか辛い。
ペースは2分50秒台で比較的早め。
そうこうしているうちに大集団が生きたまま終盤へ。

介護してもらってもなかなかしんどいです


残り7周となった時点でアミノ酸が牽引開始。
緩やかに足の回復を促しつつ残り2周で集団前方へ位置取り。
最終周最終コーナー手前で自分が前へ。スプリントへ入りたい、ブラジルまで踏む覚悟で…と思ってはいたがそれまでに足を使いすぎたため失速。
最後は何とか前へ前へと思ったが14位でフィニッシュ。

後の感想戦で競り合うのではなく、
失速前にいっそ飛びつきで別の走者に乗り、
トルクではなくケイデンスで行けば良かったかもしれなかった。 

ここで突っ張り先行する足は無かった…

ここから休憩を挟むが午前中最前線で掛け合ったため脚の消耗は著しい。
しかし普段練習をしているメンバーから「午後は展開的に鯖さんならワンチャンありますって」の一言を信じて、煽てられてやる気に。
補給、整体、休息を取り午後の部へ。

午後:99分の部 6/92位
脚の状態は6割程度には回復。
99分なので1周3分なら33周。 
2分台が連発するとかなり厳しい。
ただしアタックは打てて1-2発。

スタート後集団のペースは3分で周回を重ねる。
どうやら午前より風が強くなり、気温も上がったことで率先してアタックを決めるような人は居なかった模様。
とりあえずは集団内に潜伏して生き長らえる事は出来そう。

だか残り1時間を切った辺りで熱射病の兆候が見え隠れ。Wボトルではあるが被り水は用意しておらず、
仕方ないので給水を多めにし、あとは見かけた知り合い周りに泣き言を伝えて励ましてもらうシステムで何とか延命。

そうこうしているうちに残り30分。 
ここからセレクションがかかると思うが、
問題は今の自分だとセレクションで生き残れたとしてもその後ゴールスプリントで立ち回る脚が無くなるということ。

どうしているか考えていたら集団は落ち着いたまま周回を重ねる。
この落ち着きぶり…恐らく逃げが決まった?

何名逃げているかは分からないが、ここからは頭を切り替えてとにかく後続集団の先頭を取る事にする専念。

残り2周で先頭付近に位置取り。 
皆ゴールスプリントに備えてるためここは容易に出してくれた。 

最終週最終コーナー手前からタブチンさん含む2名が早駆け。誰も追わなかったが午前中あれだけ立ち回ってゴールスプリントも決めているのならそのまま押し切るのは厳しいはず。
というわけでハイケイデンスによるアタックでブリッジ。 残り300mでキャッチ。 

ここからはかなりの追い風なので速度域が上がる。
飛びついた瞬間一瞬だがドラフティングに入り息継ぎをする

ほんとに一瞬息継ぎできました



そこからは力の限り踏むではなくとにかく回し、そして姿勢を低くしてスプリント。 

結果そのまま集団先頭でゴール!

リザルトも6位でギリギリ入賞となりました。 

競り合った相手が普段練習会で走るメンバーだったりで、その後の感想戦が捗りましたが、
相手も自分が失速すると思って絶対に捲る覚悟だったらしく、
環境や状況が上手く自分に向いてくれて、その上で走り方を通せた結果となりました。

久しぶりの実業団以外のレースで当初はどうなるやと思っていましたが、経験も結果も積めて何より楽しんどく立ち回れました。
応援ありがとうございました。

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