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CHANEL脱プラのSDGs

2018年にCHANELが「新しいコンセプトのフレグランス製品」として発売した「Les Eaux De Chanel」の125mlボトルのキャップは、2021年以降全て「植物由来で生分解性の素材」で作られています。

また、2022年1月に「スキンケア製品」として発売した「N°1 DE CHANEL」のキャップにも同じ素材が使われています。

このキャップは、フィンランドで2016年間に創業されたスタートアップのSulapac社が製造しています。同社は再生可能資源からの91%の原料と、FSC認証の木材チップを用いて3層構造の革新的なキャップを完成させました。

バイオプラスチックで生分解性と自然素材の両特性を備えた製品は珍しいという点と、従来の石油由来のプラスチックと同じ成形機が利用できるという点が同社の大きなアドバンテージとのことです。

ハイブランドが求めるデザイン性や性能をクリアしつつ、サステナブルなのはとてもクールですね。

しかし、最もクールなのはCHANELのビジネスセンスです。CHANELはこのバイオプラスチック素材会社に、ガッチリ出資した上で共同開発した製品を自社の製品に採用しています。

自社製品が必要とする時代にあった素材を調達しつつ、「CHANELが認めた素材」という最高のプロモーションで、Sulapac社の業績はうなぎ登り!!CHANELの保有株の価値も上がるという最強コンボです。StaySDGs!!
#sdgs  #CHANEL #バイオプラスチック 

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