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原子力発電のSDGs

2050年の二酸化炭素の排出実質ゼロ(カーボンニュートラル)に向けて世界各国が取り組んでいます。その中で化石燃料に代わる代替エネルギーとしての原子力発電をどう扱うかが大きなポイントとなっています。

我が国についても現在の石炭火力発電から他のエネルギーにシフトして行く必要がありますが、2011年の震災による福島原発の事故以降は原発の安全基準が厳格化されたり司法による再稼働の差し止め判決があったりで停滞したままです。

政治家は選挙でのリスクにしかならない原発に関する判断を先送りしている状況です。

一方で世界ではEUが原発を化石燃料に代わる「グリーン」なエネルギーと認めるかどうかの判断の瀬戸際に来ています。

2021年中に「タクソノミー分類」という「グリーンな投資分野である」とEUが認定する分類を決定するというスケジュールでした。

当初からEU内ではオーストリアとルクセンブルクが原発を認定することに反対を表明しており、フランスを代表とする8ヶ国が賛成していました。

ここでドイツでの今年9月の選挙で、中道左派の社会民主党が第一党となりました。中道左派なのでもちろん原発推進に反対することになり、EUの主要国ドイツを加えた反対陣営が盛り返す状況となっています。

EUにおけるこの判断は、我が国の政治の意思決定にも大きく影響があると思われるので私も注目しています。

化石燃料は止めたい。しかし原子力は核廃棄物の最終処理の技術がまだ無いためサステナブルだと言えない。日本の福島の様な自然災害による原発事故が起こった場合の環境や健康に対するリスクも非常に大きい。この技術をグリーンと言えるのか。

私は原子力に投資して、核廃棄物の最終処理や原発事故を防ぐための技術を進歩させるべきだと考えます。宇宙では天然の核分裂は頻繁に起こっており、普通の出来事です。人間は火を恐れずに活用して進化して来ました。核の火についても我々人類は、完全に手中に収められると信じています。StaySDGs!!

#sdgs  #原子力発電 #EU #staysdgs

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