笑える話、こわい話
SF界の巨匠に会いに行ってきました!
愛して止まない藤子F不二雄ミュージアム。展示センス、グッズやコラボメニュー、キャストの方の対応全てが好き。。
特別展「ゲラゲラ笑える話」×「ゾ〜ッとするこわい話」、予告が出た時からずっと楽しみにしていました…!
私はドラえもんを読んで死が身近にある感覚を学んだ気がします。小学生の夏、家のキンキンに冷えた廊下に寝そべりながら読んだドラえもん。願いと引き換えに寿命が縮む悪魔のカード、呪いのカメラ、石像にされて雨に打たれるのび太とドラえもん…
小学生たちの小さな世界、小さな選択が、危機を招いたり、無意識に世界を変えてしまいそうになったり。それが当時の自分には勇気を与えると同時に恐ろしくもありました。
今回の特別展ではドラえもんの笑える話、怖い話が並べて展示されていて、まさに「ギャグとホラーは表裏一体」が体現されています。
展示内容はぜひ直接見て確認していただきたいのですが、一つ挙げるとするならばミュータントを生み出してしまう「人間製造機」の原画は見られて嬉しかった。
こういう、道具の作り手の愚かさに焦点を当てた作品があること、それがドラえもんが児童漫画の枠をはみ出す所以の一つだなあと改めて思いました。
会期中はコラボメニューも増えていて、これは無人島の話をモチーフにしたチーズケーキ!この元になった話、トラウマ級に怖いのですが原画も展示されていました。読後、のび太の実年齢って…?と疑問を持たざるを得ません。
ドラピザ…。初期のふっくらしたドラえもん大好きです。愛を持って執刀させていただきました。ココアパウダー?がかかっていてめちゃ美味です♡
特別展に合わせて更新された常設展や、糸井重里監修のFシアターもおすすめです。愛と教訓に溢れたこの“少し不思議な”伝承が、語り継がれていきますように!
《どんなにいい本を読んでも人はすぐ忘れてしまうけれど、のび太はそうじゃない。のび太は1年に何回も何回も反省するんですよ。僕はそこが彼のいいところだと思っているんです。》
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