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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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高難易度ゲーTUNICクリア ゲームと説明書に秘められた謎を解き明かせ【前半ネタバレ無し後半ネタバレ有り】

序文

キツネの子がかわいいゲームのTUNICをクリアしました。
私のプレイ傾向をご存じの方なら推測されているかもしれませんが、今回もネタバレ厳禁系のゲームです。
気になってプレイしようかなと思った人はできるだけレビューやプレイ動画などの情報、ついでにこの記事も見ないようにすることを推奨します。
トレーラーは1,2回サラッと見るぐらいなら大丈夫。ゲームの雰囲気がわかる……かも。

Steamでは定価3000円超え、比較的出て間もないこともありサマーセールでも10%オフ止まりでしたが、なんとGamePass対応していますので1ヶ月内にクリアするつもりがあればそちらでのプレイをおすすめ。他のゲームも遊べるし。
※執筆時点の2022/7時点の情報です

寸評
グラフィック ◎
サウンド ◎
ゲーム性 ◎
クオリティ たかい
難易度 たかい

【ネタバレ無しパート】

どんなゲーム?

クォータービューの2Dゼルダみたいな雰囲気で冒険してソウルライクなアクション・戦闘があるアクションアドベンチャーゲーム。
最大の特徴は、ゲーム内の殆どの文字が謎の言語で読めない事と、ゲームの説明書のページがゲーム内に落ちている事。

アイテムを拾ってもその名前もわからないし何に使うものかもわからない、看板もまともに読めないし、選択肢とその文字すら読めない。説明書の文字も殆どは読めないけど、なぜか一部は読める文字で書かれている。

操作方法すらわからない状況からスタートして、説明書等から辛うじて読み取れる情報を元にして手探りで進めてゲームをクリアするのが目的になる。

はっきり言ってしまうと、かわいい見た目や雰囲気に反し、タイトルにも書いた通りの高難易度ゲーです。
まず何をしたら良いかわからない。説明書の情報を読み取るにしても"ゲーム勘"がないと全く想像もつかない。本家ソウルシリーズ程の難易度ではないがそれに近い難易度の戦闘がある。
アクション上手ければなんとかなるというわけでもなく、ゼルダよりもかなり難しい謎解きもしないと先には進めない所もある。

ただ戦闘に関しては、救済措置としてゲーム内オプションから無敵モードが選べるので、最悪なんとかなる。しかし最初からこれを使ってしまうと『どうすれば打倒できるのかを見出す』所の面白さがスポイルされすぎてゲームとしてほぼ死んでしまうので、本当にもうどうしようもない時だけ使った方がいい。


……人におすすめしたい気持ちがあるのでこの記事を書いているんだけれども、どんな人にならおすすめできるか未だにわからない。
世間一般ではOuter Wildsっぽさがあると言われているし、自分もプレイ中にそう思う点は多々あったけどもやはり全く別のゲーム。
高難易度アクションアドベンチャー&謎解きというあたり、ラ・ムラーナ(LA-MULANA)が近いのではないかなと考えています。ラ・ムラーナやったことないけど!


ネタバレを含まない感想

いやー難しかったね!
普段は高難易度ゲーはほぼやらず、ELDEN RINGも積んでるような状況なので、戦闘で苦労すること苦労すること。本当に最後の所では無敵モード解禁してしまいました。
ただそこまでの道のりは他のゲームでは絶対に体験できない、唯一無二のゲーム性でめちゃくちゃ面白かった。

とにかく説明書を見るのが面白い。
デジタル説明書になってからはあんまり読まなくなっちゃったけど(存在しない事が多い&ゲーム内で説明があるから)、ファミコンやスーファミの時代って、時間はあるけど所有しているゲームの本数は多くないので、ゲームの世界に浸りたくて説明書を何度も読み返してた事があった。
そうして読み返していると、ふと”気づき”を得る事もある。
TUNICでは現代にその感覚を味わうことができる。

前段にも書いた通り、プレイに要求するスキルが複数あり、どれもそれなりに高度な要求なんだけれども、ファミコン時代からやっているようなゲーマーを自負する人には是非やってみて欲しい。
難しいけどもファミコン時代の激ムズゲーよりは簡単のはず。


↑ネタバレ無しパートはここまで↑

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↓ネタバレ有りパートまで改行↓














【ネタバレ有りパート】

ネタバレ有り感想

まさかThe Witnessやらされるとは思ってなかった……。
いやWitnessやった事ないんですが。not for meだと感じていたので。

妖精〜ラストの辺りで、ラストは何するかわかってたし、妖精がこことかそこに居る(?)のもわかったけども、どうしたら捕まえられるのか、それが何に影響するのか全くわからなくて(何匹かは見つけてたけど)、んで行けそうな所も見つからず、無敵で倒したけど何も手がかり得られずで、苦行みが上回ってきたのでネタバレ解禁。

…………いやゲーム内に妖精に関するヒントなさすぎじゃない!?
そこまでのゲーム進行とも脈絡なさすぎない!?会合所は見つけてたけども、それ以外の所はびっくりするわ!!
『然るべき所で聖なる十字架を使うと開放できて叡智を得るには10匹が必要である』と、もう少しだけ導線を示してくれたら頑張れた……かなぁ?
わかっても神殿の模様や図書館の模様がキーであると認めたくなかったと思うのでちょっと怪しい。

いやわかるんですよ、黄金の道に至るために妖精でルールを把握している必要があるというのは。それだけにもう少しだけ導線があればなと。自分もゲームも惜しい。ネタバレ見たことは後悔してない。


クリアしたらクリアしたで、世界観や設定に対しての殆どの答えは示されないので(TUNIC語を読んだ上でも)「何で?どうして?どういう意味?何だったの?」とスッキリしない。真エンディングの映像は良かったね。
こんなにメタ要素が多いゲームなのだから、メタに対する答えは欲しかった。

プレイ開始後は選択肢も読めないけども、自分で選択しないとアイテムも拾えず先に進めないので、文字が読めるようになった後で自分で選択をした意味が最後に全てのしかかってくるんだろう?「拾いますか?はい/いいえ」ぐらいに見せかけて、もっと大変な内容なんだろう?
怪しいナニかを起動しないと進めないけど明らかに禍々しい雰囲気だからこの行為に対する報いを最後に受ける事になるんだろう?あっヤベ
……みたいな事をずーーっと考えてたけどそんなことは起きなかった。闇が深いゲームをやりすぎている反動である。

ただ、それら全てを物理で吹き飛ばす大謎のパワーは本当に凄まじい。こんなゲームみたことない。某ページを見た瞬間にやらせたい事がわかってしまい満面の笑みになった。
やらせたい事はわかったけど実際には解読には時間が掛かりましたが……。
謎解きクラスタにおすすめしたいけどおすすめした瞬間にネタバレになってしまうのでおすすめできないもどかしさ。(Witnessクラスタに対してもそう。身近に居ないけど)
みんなの黄金の道を見たいよね。既に検索していっぱい見てきました。
笑顔。

ただやっぱりホワイダニットを重視したい人間なので、不可解な要素の丸投げエンドはマイナス点。内容に無理がある。
一部読めて一部読めない理由も説明書がバラバラになっている理由も説明書集めたら解決する理由も世界観もあれもこれもなんもわからん。
それらに対しての整合性の取れる答えは想定されてないかもしれないし、裏設定があるのかもしれないし、もしかすると続編の構想があるのかもしれない。

最後のARG要素がある謎解きについては、謎の解明はされているけど内容には謎が残されているままなので、続編構想があるか、実は作中にまだ隠されている謎があるのかもしれない。
TUNIC考察はある程度されているみたいだけど、日本語コミュニティでは全ての謎に迫るほどの内容は見かけてない。しかし英語コミュニティを漁ってまで考察文章を読みたいほどの熱量はないのであった。

今後に期待。何か続報あったらTUNICクラスタの方々には狼煙をあげていただきたいのでよろしくお願いします。

プレイした感じでは、毎年あるゲームオブなんとか系の賞から何かしらは受賞するだろうな~ぐらいにはクオリティ高いと思うゲームでした。
まだやってない人でここまで読んでしまった人はやってみようね。

ところで、最近別のゲームやってて気づいたんですけども、自分の聖なる十字架はどうも調子悪かったみたいで誤入力されてたみたい。そりゃうまくいかないわ。早々に入力方法を見直しして対処していたからよかったけど改善方法がない人(湾曲表現)だと大変だな。
ここもなんとかせえよと憤った事もあったけど、見れてしまうと総当りでの解決が可能になってしまうわけで現行のままとなったんだろう。本当にさじ加減が難しいゲームである。
でもやっぱり視覚化しても良いのではと思いますが。


付録:プレイ時の日記(主にfusetter)

意図的に肝心な単語や状況は伏せた感情メイン日記
知らない人がうっかり見てもよくわかんないようにする目的と、正確に書くのがめんどくさいから。自分がわかればいいよね。

今気づいた↑ ②じゃなくて③になってるじゃん 


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