VoiceRoidをWebミーティングで使ってみた

こんにちは。株式会社ヤプリでエンジニアをしております岩永です。
この記事は、株式会社ヤプリの2022年アドベントカレンダー#2 の18日目の記事です。

本日はミーティングで資料を発表する際にVoiceRoidを使ってみた。
という内容を紹介して行こうかと思います。

なんでVoiceRoidなの?

はい、まぁ普通は皆様そう思われますよね。
今回VoiceRoidを利用した背景には以下の点がありました。

  • 普段見ているYoutubeなどでかなりの動画で音声読み上げが利用されており普通に聞きやすい。(個人的に)

  • 資料を書いていて、読み上げるのは問題ないがなんか味気ない。
    ドキュメント力が決して高くないってのも有り、何かちょっと味付け出来ないかな?

  • 自分の声にコンプレックス(これが一番かも・・・w

これらのキーワードで、思いついたのがVoiceRoidでした。

実際にどの様に作るのか?

作成方法は至って簡単です。
好きな音声のVoiceRoidなどの音声読み上げソフトをチョイスします。
市販のものやオープンソースで公開されいたり、沢山展開されておりますが自分はVOICEROID2シリーズの桜乃そらさんを購入しました。

VOICEROID2 桜乃そらの画面

こんな感じでインストールするとGUIが立ち上がり、真ん中のテキストエリアに好きな文字を入れて再生するだけ!なんです。

動画も作らないとじゃ・・・?

いえいえ、動画を作る必要はありません。
Zoomを使ってミーティング等されている場合は、あとは通常通りの資料を作成するだけです。

自分はよく使っているGoogleスライド もちろんパワポでも問題ないです。

自分は資料を書く際に一度エディタなどで話したいことを一度書き出して、それを資料に落とし込んでいくって流れを作っています。

もちろん喋りたいこともそのメモから話す際のカンペとして利用しています。

そのカンペの文字をそのままVOICEROIDに貼り付けて、書き出すだけ。
時間はほとんどかかりません。5分程度で完了します。

Waveファイルなどで書き出しがされるので、それを再生するだけです。

また、実際に喋るタイミングについても、Zoom上で資料画面を共有して、バックエンドで作成した音声ファイルを流し、各章ごとに画面を移動させてあげるだけで動画のように喋っている様に見せることが可能です。
(音声のタイミングで次のページなど切り替えて上げる必要があるので最初は少し練習したほうが良いかもしれません)

※Zoomで画面の共有をする際に「サウンドを共有」にチェックを入れる必要があります。

画面の共有時に表示されるウインドウの左下部分でサウンドを共有にチェックを入れます

流れとしては以上、これだけなんです。ね?簡単でしょ?

どんな効果が望めるか?

人によってはふざけているのか?と叱咤頂くこともあるかもしれませんが、社内コミュニケーションの手法としては有効なのではと考えています。

また、話したいことを文章に書き出すことになるので、順序立てて話すことができ、かつ声のトーン・間隔も一定の内容で話すことができる為、
聞き取りやすいという効果もあるかと思います。
例えると、選挙カーから聞こえる声はウグイス嬢さんの方が印象に残りやすい・・・(?)的な原理もあるかと思います。(あくまで個人的な感想)
あと自分はよく噛みやすいので、しっかりと話すことができる。

長時間の会議などで、長々と同じ議題が続くと時に少し垂れて来てしまうことがありますが、そんな中でちょっとした異様感で場を引き締める?効果を出すことも出来ます。

そんな感じで、社内プレゼンを行うときは話題性もあり中々有効活用ができるのではと感じています。

逆の効果として、あまり使いすぎると本人の声がメンバーに認識がされなく(忘れられる)なってしまうというデメリットも考えられますが・・・。

使えるシーン・使えないシーン

  • 使えるシーン

    • プレゼンをする時

    • マニュアルなどの説明時

    • アイスブレイクなどのちょっとしたトーク・コント

    • 司会進行

  • 使えないシーン

    • 対人会話(製品の性質上リアルタイムでのトークは難しい)

    • 大事な会議・社外クライアントとのMTG(リクエストが無い限り使わない方がいいでしょう・・・)

まとめ

というわけで、色々と賛否両論はあるとは思いますが、これだけ音声読み上げ認識技術が進化してきていることも有り、一種のITスキルとしてプレゼン等で利用するって言うのも一つの方法として確立することができるのではないでしょうか。
もし、日頃の会議などでなにか新しい話題としてご参考頂くことも良いのでは?と考えております。

今後は動画などのクリエイティブでも利用も検討し、エンジニアリングでの活用の場を広げて行きたいなと考えております。

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