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岳物語(椎名誠)

中学校2年生教科書内容で習う
アイスプラネット の作者。
椎名誠さんの代表作

最近、やはり小説には作者の価値観が強く投影されるものなんだなと感じるが
「アイスプラネット」について語れるのは椎名さんだからこそだと感じた。

子育ては価値観そのもの。
勉強を強要せず、好きなことを応援する姿勢は、親としてとても素敵なものであると感じた。
何より息子の岳くんがいきいきと目の前のクラスメイトのように感じられるところが良い。(もちろん実話であるからというのはもっともだが。)

アイスプラネットでもそうであったように
椎名さんの小説の登場人物は気取ったり形作られたものではなく、
ありのままこの世界にいる人物として描かれていることが面白い。

「不思議アタマ」

これは現代において持つことが難しい価値観だ。受験戦争も甚だしくなる現代、不思議アタマを育てる教育の大切さが際立っていると思う。

しかし、きっとそういう人間に出会ったとき、人は自然とこの人は
「おおきい」人なんだなと
感じると思う。

このご時世、海外に行くことはままならないが、外の世界を見てみたい、そんな思いを持つことができた。

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