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町中華ってなんでこんなに心躍るのか

サウナ入る前に駅近の町中華で腹ごしらえしたのだが、平日夜中でも満席でおばちゃんも兄ちゃんも忙しく動き回っていた。どうやら人気店らしい。

なんでかこう、ワクワクする。初めての駅でもとりあえず町中華とググってしまう。これは一体なんなのか。単に僕が酒が飲めないと言うだけなのか。いやなんか違う気がする。

安心感はひとつあるのかなと。白ご飯とそれに合うおかず。それだけでリラックスできる。偏差値の高いお店もいいのだけど、日常食を店に委ねられるこの感覚は町中華には間違いなくある。定食屋もそうかな。

そしてプロの味わい。家庭のコンロでは実現できない温度。メイラード反応で食材が香ばしくなる。熱の通り方もあつあつ。そして調味料。回鍋肉を家でやるならクックドゥーになりがちだけど、町中華なら甜麺醤など家では使いにくいものを使っているであろう。

安心感ある日常食をプロの腕前で仕上げてくれる。これは実は身近であるかのようなブランディングだけど、こうして考えてみるとその本質は、実は非日常な体験のだと気付かされる。

まるで専属のお抱え料理人が家にいるかのような。

ワクワクするのは、安心感の日常食を、さもホームのようなリラックス感で受け入れてくれて、それでいて超絶美味しく食べさせてくれる、とても贅沢な体験なんだなきっと。

あー、腹減ってきた。

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