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『サウナビト』の活動理念

はじめまして、サウナビトと申します。

当チャンネルは、全国のサウナ施設様の魅力を余すことなく紹介する番組です。
サウナや温浴設備に実際に入浴する映像はもちろん、オーナー様の施設に対する想いや展望を伺うインタビューから、オーナー様おすすめのサウナ飯までご紹介いたします。

【 Youtubeリンク 】
https://www.youtube.com/channel/UC2jZAzCkEtexWnuw3MGtCsA

当チャンネルは、2022年8月より、
山本(主演・ナレーション・編集担当)と、
ぐるちゃん(脚本・カメラ担当)の2名で活動を開始いたしました。

本記事では、サウナビトの活動を始めるに至った、
「きっかけ」と「活動理念」について、お話させて頂こうと思います。

少しばかり、お付き合い頂けたら幸甚に存じます。


1.サウナビトの「きっかけ」

こんにちは、脚本・カメラ担当のぐるちゃんと申します。
2022年1月に人生初の【ととのい】を経験し、
サウナ沼から抜け出せなくなってしまった新米サウナーです。

本章では、サウナビトを始めるに至った、
僕自身の実体験エピソードをお話いたします。
(※初めてととのいを経験したエピソードについては、別途執筆します。)

時は遡ること、2022年3月1日。
暇さえあれば、サウナ施設を訪問する日々を送っていた僕はこの日、
神奈川県相模原市にある『日栄浴場』という銭湯を訪れました。

最寄りは小田急相模原という各駅停車駅。
駅には小規模な商業施設、周辺にはイトーヨーカ堂や、
個人飲食店がちらほら立ち並ぶ、いかにも “ベッドタウン” という街並み。

その中にひっそりと佇む、古くからの地元の銭湯。

実際に訪問したときの写真です。

入口をくぐると、正面に受付、右手に男湯、左手に女湯の暖簾。
受付には、年配のおばちゃん番頭がちょこんと座った、
よくある昔ながらの銭湯でした。

一体なぜ、何の変哲もないありきたりな銭湯訪問から、
サウナ施設紹介Youtubeの立上げに至ったのか?

それは、この銭湯が僕を、
【ととのい】という呪縛から解放してくれたからです。

初めて【ととのい】を経験してからというもの、
僕は【ととのう】事に執着していました。

「あの感覚を早く味わいたい・・・」
「どの施設なら、あの感覚を繰り返し味わうことができるんだ・・・」
「トトノイタイ、トトノイタイ・・・」

まるでナニカに憑りつかれたように、
その事ばかり考えていました。
外科的治療も薬も効かない、非常にやっかいなサウナ病の一種です。

この感覚、歴戦サウナーの皆さまには、共感頂けるのではないでしょうか。
例に漏れず、僕も同じ轍を踏んだわけです。

そもそも外気浴ができない日栄浴場は、
正直、僕にとっては消化試合でした。

身を清め、ドライサウナ(4名収容)に入り、水風呂へ。
まるで就寝前の歯磨きのように、脳死でルーティンをこなします。

浴室内には、ととのいイスもないため、
カラン横にある背の低い腰かけを手に取り、
それを壁際に置き、休憩しました。

【ととのう】事もできず、目を閉じて休んでいると、、

ドバドバドバッ!!!

と、突然大量のお湯の流れる音が、耳を突き抜けて脳天を直撃します。
「一体何ごとだ!?!?」と思い、目を開けると、
お爺ちゃんが、風呂桶にタオルを入れて大量の湯を出していました。
(※取っ手をプッシュするとお湯が出るタイプのカラン、押しっぱなしでお湯が出続け、離すと止まる写真のようなもの。わかりますかね?)

引用:http://www.wagurikougyo.jp/wgk_org_products.html


湯圧もかなりあったため、桶から大量の湯が溢れ、
排水の溝を勢いよく流れて、溝からも溢れ出てしまうほどの湯量でした。

しかも、お爺ちゃん、ずっと取っ手を押したままで、ひたすらにお湯が溢れていました(笑)

どうして、押したままだったのか?

隣にいた地元の友達であろうお爺ちゃんと、楽しそうに会話をし、夢中になっていたのです。

その光景は、とても微笑ましく、
眺めていると、すごく穏やかな気持ちになりました。

「あぁ、、自分は【ととのい】に固執するあまり、周りがまったく見えていなかったな。」

これを境に、ふっと肩の荷が下りたように軽くなり、
休憩時はたまに、周囲の景色や風呂場の様子を眺めるようになりました。

銭湯にある壁画はもちろん、

・子どもと一緒にお風呂を楽しむお父さん
・小学生の弟に、サウナの良さを懸命に伝えようとする中学生のお兄ちゃん
・ボスの重圧から解放され、サウナを楽しむ極道のお兄さん  etc…

こんなにも素敵な景色が、目の前には広がっていました。
身も心も温まり、あらためてサウナの魅力を実感することに。


そして、これで終わりではありません。


風呂上がり、脱衣所で着替えていると、
バチバチに龍と虎が争う刺青の入った、
禍々しいオーラを放つ極道のおじさんがいました。

写真は猫ですみません…彫りのイメージです

なるべく見ないようにと思いつつも、チラチラと目で追うと、
おもむろに全裸で、受付に繋がるドアを開け、入っていきました。

『御用がある方はこちら』の小窓があるにも関わらずですよ!?
受付には、番頭のおばちゃんがいるにも関わらずですよ!?
全裸で入っていったんですよ!?

「なんだなんだ、、只事ではないぞ。。。」

恐怖と緊張に苛まれ、まともに着替えることもできません。
1分ほどして(恐怖のあまり体感は5分)、
極道おじさんは受付から出てきました。

右手に数枚のサウナマットを抱えて。

「えっ、サウナマット・・?」

そのまま浴室→サウナ室へ入り、新品のサウナマットに交換したのです。

ここからは僕の想像ですが、
この方は日栄浴場の常連で、年配のおばちゃん番頭の代わりに、
いつもサウナマットを交換してあげてるんだと思うのです。
サウナマットはすぐ汗まみれになり、都度交換するのは重労働ですからね。

この優しさ、心配り、気遣いに感動し、

『人を見た目だけで判断してはいけない』
『お客という立場ではなく、困っている人がいれば、自分に出来ることを考え行動する』

という、人生でとても大切なことを、学ばせて頂きました。

ここに来ているみんなが、地元の温浴施設を愛し、
憩いや癒しを求めて入浴している。

たった1時間ほどの滞在で、
大きな学びを幾つも得ることができ、
この日は僕にとって、大変思い出深い1日となりました。

話は変わりますが、
人口減少や後継者不足、新型コロナウイルスの影響も相まって、
公衆浴場や温浴施設の廃業が年々増加しています。

これほど学びや愛に満ちた場所が、どんどん無くなってきているのです。

「地元の人たちに愛されている憩いの場、癒しの場をなくしたくない。」
「周囲への気遣いや心配り、『愛』に満ちた空間を存続させたい。」

そんな想いが、僕の中に芽生えました。
でも、僕1人では力及ばず、限界があります。

そこで、前職の先輩であり僕が尊敬してやまない 山本さんとご飯に行った際、
・最近サウナにハマっていること
・日栄浴場での経験と温浴業界の手助けができないかという想い
を伝えたところ、

「じゃあ一緒に、サウナ施設紹介のYoutubeをやろう!」

幼少期からサウナに馴染みがあるという山本さんも、
この想いに共感頂き、『サウナビト』の立上げが実現したのです。

2.サウナビトの「活動理念」

上記でお話した想いが、サウナビトの根幹にはあります。
それをもとに考えた僕たちの理念は、以下の通りです。

全国のサウナ施設様の魅力を紹介する事で、施設様の集客をサポートし、
人口減少や後継者不足等で年々減っている施設様の架け橋になりたい、
業界発展に少しでも寄与したい。

「まだ実績もまともにないのに、集客のサポートや業界発展って何言ってるの?」
そう思われることと存じます。

何も言い返す言葉がありません。
事実、その通りだからです。

ですが、僕たちは“生半可な気持ち”で、この活動を始めておりません。
本気で、この業界の手助けや発展に寄与したい、心の底からそう思っております。

施設さまにご納得いただけるような、
視聴者さまにご満足いただけるような、
業界に少しでも貢献できるような、作品づくりに努めて参ります。

そして、大変おこがましい事かと存じますが、
将来的には、後継者不在で悩む施設さまの経営のお手伝いをする事を夢見ております。

温浴施設の経営は未経験ですし、
もちろん、そんな簡単な事ではないと重々承知しておりますが、
ゼロからしっかり学び、僕たち自身の手で、「愛に満ちた場」を未来に繋げていきたい。

この夢の花を咲かせられるよう、地に足をつけて活動を続けて参ります。

ここまでお読み頂き、本当にありがとうございました。
少しでも『サウナビト』にご興味を持っていただけたなら、
これほど嬉しいことはありません。

3.作品構成

視聴者さまの感覚に訴えかけるような、没入感のある動画を制作します。
ドラマ【サ道】のような映像割で、サウナ施設様の「理念」や「良さ」
「こだわり」、「オーナー様の想い」や「おすすめのサウナ飯」などを盛り込んだ作品構成です。

<具体的な作品構成 / 約15~20分尺>
・施設のある街の風景
・入店、受付シーン
・実際の入浴シーン
・食事処でご飯を食べるシーン(施設内にあれば)
・オーナー様インタビュー(対談形式)
   └施設への想いや展望、おすすめのサウナ飯


4.山本より一言

はじめまして!
出演・ナレーション・編集を担当させて頂いている山本です!本記事をお読みいただき、誠にありがとうございます。

幼少期からサウナが身近にあるものの、入り方を意識するようになったのはここ数年でございますのでまだまだ若輩者でございます笑
ただ、これから当チャンネルを通して

・サウナとは?
・楽しみ、嗜む。


を模索し、発信し、発見し。
皆様の感覚の世界に呼びかけられるようにしていきます!

それは偏に、ご協力頂けた施設の方、ご視聴くださる方に新しい視点、気づき、楽しみを提供できるように尽力する事が僕なりのカスタマー・施設様・自分達への感謝の仕方だと考えるためです。

今後発信していくなかで温浴施設がより身近になるよう、各々が各々の楽しみ方があっていい事。またそれがサウナの醍醐味であること。
そして、無理なく楽しむことの大事さを説いていければと思います!

最後に
私、やまもと。多趣味な為、機会があれば披露していきたい所存でございます!!笑


5.ぐるちゃんより一言

あらためまして、脚本・カメラ担当のぐるちゃんです。
本記事をお読みいただき、誠にありがとうございました。

僕自身は、まだサウナにハマって1年も経っていない新米サウナーで、
「新米のくせに、業界やサウナの事を知ったように語りやがって」と
ご不快な思いをさせてしまったかもしれません。。

おっしゃる通り、
まだまだこの業界やサウナに関する知識など、
非常に乏しいものだと思います。

しかし、上記経験は、僕の人生にとって凄く大きな出来事であり、
少しでも恩返ししたい、サウナやこの業界発展の手助けをしたいという想いは、僕自身のなかで、とても大きなものとなっています。

これからもっとこの業界に携わり、知識もしっかりつけて、
皆さまに認められるよう、尽力いたします。

サウナのように温かい(熱い?)目で見守っていただけたら、幸いです。

P.S.
ご紹介した日栄浴場の横に、「山真」という居酒屋があるんですが、
路面で持ち帰り用の焼き鳥を売っています。(立ち食いも可)
サウナ後に、そこでしっかり塩気の効いた焼き鳥を食すのが至高すぎるので、ぜひ一度訪れてみてください!
あっ、あと外気欲はできないですが、
日栄浴場の内湯・サウナ・水風呂は、清潔で心地よくて大好きです。

「山真」さんの焼き鳥。 はぁぁ、食べたい…


6.各SNS紹介

【公式SNS】
Twitter   :https://twitter.com/saunabito
Instagram :https://www.instagram.com/saunabito.totonou/?igshid=YmMyMTA2M2Y=
TikTok    :準備中

【メンバーTwitter】
やまもと :https://twitter.com/saunabito_yama
ぐるちゃん:https://twitter.com/saunabito_guru

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