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イギリスをさまよう女の記録

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31歳無職女イギリスに引っ越しました。
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#旅

真夜中に毒入りチャーハンを食べて暮らしたいのだ

金がないので来月の家賃払えないなぁどうしようなんてもさくさしていたら、たまたま出会ったポ…

DJ DOSANKO
4年前
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やさしさで私はフォアグラになる

私は今ロンドンのアイスクリームトラックで働いている。 ひとり気ままなもので、割れたコーン…

DJ DOSANKO
4年前
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ふたりの男性へのときめきに死す

一晩にして私はふたりの男の人に恋をしてしまったようだ。 そんなことありえないだろうよと思…

DJ DOSANKO
4年前
44

イタリア人こそがいつも私を救ってくれるのだ

異国での仕事探しは長く苦しい道のりである。 昨日はトルコ人に無料でこき使われた挙句に恐ろ…

DJ DOSANKO
4年前
37

ロンドンの素敵なイングリッシュガーデンには夜な夜なエッジィな若者たちが集っていた…

部屋には窓がない。リビングからピアノの音が聞こえてくると、ああ朝になったんだなと思う。 …

DJ DOSANKO
4年前
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ロンドンでホームレスと一緒にテレビ見る夜

みなさまお元気ですか。私は今ロンドンで17人のヒッピーたちと一緒に暮らしています。 巨大…

DJ DOSANKO
4年前
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私の中の未知のキャンキャンOLマインドよ、いったい今までどこへいらしたの

「金とか仕事とか身長とかどうでもいいし、そんなんよりその男の生き様が大事なんだよ」と野毛の酒場で徳利ふりふり語っていたわたしよ、君はいまわたしが陥っている状況をみてきっと笑うだろう。 月曜の朝、ぐうすか寝ていると長い携帯の着信音で目が覚めた。 もしや就職面接のお誘いではないかと急いですっかり起きてましたボイスを取り繕って電話をとる、と、 オハヨー!遊びに行こう! と陽気な男性の声がする。 えっと誰ですか? と聞くとアントニであった。 特に予定もなかったのでいいよという

昼と夜と朝の間を縫って歩こう、ああダンスフロアはパンダでいっぱいだ

土曜日の夜、いつもと違うパブに行ってみよう、と思った。そこで私はやたらユーモアセンスの高…

DJ DOSANKO
5年前
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イケメンの家でハム食べながら泣く女

恋をすると私はみすぼらしい。 自分が、とんでもなく弱くかなしい生き物に思えて仕方がない。 …

DJ DOSANKO
5年前
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やさしくされたらもう野生に帰れない

日がな一日ジョージから連絡は来ないものかと逡巡して過ごす。 彼とわたしは合わない、という…

DJ DOSANKO
5年前
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トマトパスタと愛おしさよ春の夜を私たち踊り明かそう

気づいてしまった。 朝起きて、寝癖にバスローブのまま自然とジョージが散らかした食器や洗濯…

DJ DOSANKO
5年前
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アブない大人の男はマタタビ、恋はキケンだはやくお逃げよ

私がいままでみた男性の中でも、ジョージの漢気はずば抜けている。 親分気質で面倒見が良く、…

DJ DOSANKO
5年前
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初めて男の人に鳥になってくれと言われた春

すっかり飲みすぎて目覚めればとっくに昼過ぎ、のそのそ起き上がり冷蔵庫を開けると、そこには…

DJ DOSANKO
5年前
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