20240923 文と日記
・イオンモール
グォン…グォン…
ホワイトノイズのような音を立てながら地球から離れていく。
イオンモール宇宙蒲田店直通の8畳ほどの広さのエスカレータに私は乗っていた。
これは大丈夫なのかと心配になるほどギチギチに詰め込まれた私は、まあ満員電車みたいなもんだしな…と離れていく地球を見ながら心を逃していた。
グォングォン… ヴゥン…
10分ほどすると音が小さくなり、視界には黒とピンクとコントラストが入り込んでくる。
物珍しくなくなってから久しいが、初めて乗ったときは感動したものだ。
今ではインターネットでくだらないショート動画を見ていたらいつの間にか着いている、その程度になった。
果たして、イオンモール宇宙蒲田店に到着。
今日は銀だこを食べに来た。
ここでしか食べれない限定のたこ焼きが出来たらしい。
うろちょろとしながら色々見る。
この宇宙車が今なら20万引きです、この服は宇宙でもヒラヒラと綺麗に瞬きます、テレビが安い!、などあんまりどこも変わらんなと思う。
フードコートに着き、丸亀製麺の隣の銀だこを発見。
ソース、ネギ、明太マヨと変わらぬラインナップの隣にそれはあった。
地球たこ焼き。
地球を模したたこ焼きらしいが、写真を見る限りどうも美味しくなさそうだったのでどんなものかと興味が湧いたのだった。
早速頼み、出来上がるのをカウンターの前で待つ。
周りを見渡すとびっくりドンキーとか知らない豚骨ラーメン屋などが連なっている。あっちが食べたかったな。
どうぞ、とそっけなく渡された。
私はそれを受け取り空いている席に座る。
これはどうだ、うまくなさそうではないか。
青のりが陸地を、マヨが雲を表している。
それはいい。
ソースが青い。 一体何を入れたらこんなにも青いのか。
緊張が走る。
爪楊枝を刺しマジマジと見るが、あまりにも青い。
イギリス料理の中でもやばい料理のような色をしている。
恐れつつも私は口にそれを一つ入れる。
あっちぃ、マントル並みにあちぃ。
マントルかもしれん。
味を…味を…と熱を掻き分けて味を感じることに集中した。
……たこ焼きだ。
拍子抜けしてしまった。
ソースはソース味だし、タコが大きくて美味しい。
見た目が地球なだけなのか……。
むしろまずくあってほしかった、そう思った。
少し落ち込んでしまった。
落ち込みながら残りのたこ焼きを食べる。
まずいのが食べたかったわけではない。
ただ、ただよ。
もっとなんかあったろ。
なんならいつもよりもなんか熱い方が特徴なのか?
おい……
思考した言葉がNyanyanyaの様にアチラコチラに飛び交う。 たこ焼きが美味かった。それだけなのに。
……
食べ終わった私はサーティワンでスペースクラシックという地球模様のアイスを食べた。
緑がパイナップルリボン、白がココナッツ、青が塩ライチ。
美味いんだ。
宇宙ってうまいものしか無いのかな。
1階の服売り場で暖かい服を買った。
地球はもうすぐ秋。
美味い球をたくさん食べたので帰る。
帰りのエスカレータは子供連れだけの空間になってしまい、疎外感を味わったのだった。
追記
・風邪
咳が出るようになった。
いよいよ何か問題が起きているのか。
そんなことを思いながらタバコを吸う。
・タバコ
アークロイヤルのワイルドカードというタバコがかなり良かった。このタバコは甘いコーヒー味のタバコなのだが、甘いタバコというのはだいたい咥える部分にシロップが少し塗布してある。
私は少しそれが苦手なのだが、このタバコはそれが無い。デフォルトタバコでコーヒー味なのだ。
コンビニでは滅多に売っていないので、またドンキとか行ったら買おうかな。
・なんと再来週から毎日出社
すると何が起こるか。
死。
・炊飯器を買った。
別に壊れたわけではないのだが、6年使ってるからもうそろそろ少し良いやつにしてもいいかなと思った次第。
美味しいといいな。
・終
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