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ツインソウル 魂の狂気

瞳と瞳 ハートとハート が向き合って

魂の置き場所で

眠っていた龍が目を覚ます。

得体の知れない熱情が

体の奥底からうねりながら昇ってくる。

体の中心を螺旋を描きながら突き抜け

頭上から天へと

龍の如く昇っていく。

胸は焼けただれかのように熱を持ち

眠ることも叶わない。

恋、と呼ぶには

あまりに残酷で暴力的で

狂気としか言いようがない。

現実世界の設定では

とうてい寄り添うことなど

あり得ない。

まして、

異性として惹かれ意識するような相手ではない。

なのに、ひとたび

この電流が体を貫くと

ただただ

ツインソウルを求めるのだ。

究極的に

自分から一番遠い相手。

あらゆる条件が、無い。

なのに

胸の奥の奥から

滝のように

こみ上げ溢れてくる

煌めく軽やかな 光。

もう堰き止めることはできない。

無条件の愛、だけが

残されている。







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