見出し画像

人口動態統計 2022年8月追加(過去データ修正)

10月26日に8月分の人口動態統計(速報)が公開されました。
既にツイッターやブログ等でも話題になっていますが,ここでは,昨年比で何人増えた減ったではなく,過去11年分のデータの統計処理からその異常さを見ていきます。
ここに示すデータは,厚労省の公式データから単純に標準偏差を算出しているのではなく,過去のデータとの比較精度を上げるために考えた独自の統計処理方法です。他の方の結果と単純比較はできませんので予めご承知おきください。
まず,2011年からの月毎の死者数データとグラフは以下の通りです。

グラフで一目瞭然。過去にこんな死者数の推移をした年はありません。
2011年以降で2022年8月より死亡が多かったのは,
2018年1月,2019年1月,2021年1月,2022年1月2月3月
の計6回のみ。死者数の多い冬場と同等であり,8月に13万人超というのは過去にありません。

次に,8月の過去11年間の推移をみると以下のようになります。
破線は過去11年間のデータの近似直線で,年々死者数は増加する傾向を示しています。
(データ修正 : 以前記事にした2022年2~4月の記事では2022年を含めず2011~ 2021年のデータで近似計算していましたが,5~7月の記事では,2022年を含めていました。今回は過去11年間の傾向と比較するため,2022年を除いた2011~2021年のデータを用いて近似直線及び近似値とのばらつきをすべて計算し直し,以下ではこれを用います。)

赤点が2022年

1月~7月の死者数の推移は以下の通りです。

近似直線に対するばらつきは,

(増加-黒文字,減少-赤文字)

各月のばらつきをσ(標準偏差)で除したら,

(2σ超を黄着色)

2022年8月は,3月と同様に9σ超という結果でした。
以下の記事でも書きましたが,9σ超というのは,10の-15乗(=1/1000兆)以下の発生確率となり,戦時でもない限り通常では絶対にありえないことです。

なお,2022.07追加の記事では,2022年を近似直線算出に含めていたため
5月 1.7σ,6月 1.8σ,7月 2.23σ
となっていましたが,2022年を除いて2011~2021年の傾向と比較した場合,2022年は2月以降,すべての月で2σ超となりました。
ちなみに,震災の年(2011年)に2σ超だったのは6月のみで,3σ超は2022年でしか発生していません

また,過去11年間の1~8月の死者数合計の推移は以下のようになります。

2011年のような大災害時は一時的に死者数が増加しても,8か月分を合計すると埋もれてしまい,異常値にはなることは稀です。
2011~2021年まですべての年て1σ以下ですが,2022年は3σ超と突出しています。
3σに収まる確率は0.997300203936740,すなわち,3σを超えこのような事態が発生する確率は3/1000以下,333年に1回以下ということになります。
2022年の前年比死亡者増加総数は8月までで71,460人と既に過去最多を更新していて,今年の死亡者増加総数はいったい何人になるのでしょう。

ここで,昨年から前年比死亡者数の増加が続いていることについて考えてみます。
2020年はコ口ナが始まったこともあって死者数が増加しててもおかしくないはずなのに前年比9,333人死者数が減少し,翌2021年は前年比67,705人の死者数激増でした。この増加が異常であると話題になりましたし,私も記事に取り上げました。
2011年からの死者総数の推移は以下の通りです。

(2022年の死者総数は8月までの合計)

過去11年間の死者総数の推移を近似直線で表すと,毎年平均18,045人ずつ死者が増加しています。
もし,2020年も2021年もコ口ナが無く,通常の年で従来同様の死者数の推移であったと仮定すると,多少のばらつきはあっても近似直線程度の死者総数となるはずです。
上表から2020年と2021年だけを抜き出し比べると以下のようになります。

2020年と2021年の死者総数を合計すると,実数と近似値の差は7,028人となります。
2年間で7000人の差であれば,ばらつきの範囲内ですし,2021年単年で7,028人増加したと仮定しても,毎年の増加数18,045人の40%程度で,異常とは言い切れません。
このことから,2020年に減少した分が1年遅れで2021年に亡くなられたのであって,2年間を合わせて考えると,月単位での異常はあるかもしれませんが,年単位では過去10年の傾向から大きく外れてはいないのではないかと考えられます。
2020年の死亡者数減少の原因は不明ですが,コ口ナでインフルが全く流行らなかったことと,自粛で多くの人が病院に行かなくなりムダな治療や薬の処方が減ったおかげでしょうか。

しかし,近似直線からも大きく外れた2022年の増加は,明らかに異常であり説明がつきません。
前年比死者数はコ口ナ死と連動していて,コ口ナ死が影響しているという声もあり,コ口ナ死と前年比増減数を比較すると以下のようになります。

この結果から,コ口ナ死が多くなるとコ口ナ死以外の死者も増加し,全体の死亡数が増加する傾向が見られます。
いかなる死因であれ,コ口ナ検査は必ず実施されているはずですから(何しろⅡ類相当のMERS並みに危険なものですので僅かな見逃しも許されないはずです),報告されていないコ口ナ死ということは考えられません。
8月はほぼ行動制限なしで帰郷も旅行もでき,自粛によるストレスもこれまでに比べるとかなり減少しているはずなので,ストレスに起因する疾病の悪化も激増の主原因とは考えられません。
奴隷の証の顔オムツ装着により熱中症で亡くなったとしてもコ口ナ死とは連動しません。
第7波ではエクモも人工呼吸器も使用率は1割にも満たないので,コ口ナ患者の医療逼迫はしていません。コ口ナ感染拡大による他の疾患への医療逼迫が原因と言うなら,第6波の死者数激増を教訓に,医療体制の整備がなされるべきなのに,何も対策は打たれていません。

では,これだけの死亡者増加の原因は何でしょう?
いしい先生は,接種と感染の波は一致するとおっしゃっていますので,

接種と感染の波が一致し,感染と死者数増加が連動しているなら,接種と死者数も関連しているということも言えそうですし,以前の記事でも記載したように,

名古屋大学小島勢二名誉教授は,第6波のデータから「超過死亡がコ口ナ感染者数より💉接種回数と連動している」と述べられています。

どちらにしても,複数の医師が💉が死亡増加に関連がある可能性を指摘しています。
厚労省に報告されている1800人超の人は即効性の人で,何ヶ月か経過し今年になって効いてきた遅効性の人が多数いるということかもしれませんし,前述のように2021年の死亡者数増加が異常でないとしたら,2回までなら命まで取られないけれど3回以上は命に関わるということかもしれません。

デマでも虚偽でもなく,現実に多くの方が亡くなっています。
政府,厚労省に少しでも国民を思う心が残っているなら,早急に原因を特定するか,原因が特定できないのであれば,関連すると考えられる全てに対し何らかの対策に乗り出すはずですよね。
さらに,2月,3月,8月の結果を踏まえても,未だにコ口ナ以外の医療体制整備がなされないのは何故でしょう?
この冬,第8波が来たら同じことを繰り返すのでしょうか?
流行り病が始まってから既に2年半が経過しているのに,77兆円もの予算を浪費しているのに,もう医療逼迫なんて言い訳は通用しません。
厚労省が2022年2月に,全自治体に火葬場の整備要請をしているのは手回しが良すぎると感じるのは私だけですか?

何か原因究明や対策をしてはいけない理由があるのでしょうか?
何処かの誰かから「何もするな」と命令されているとか,
今までコ口ナや💉で国民を騙していたことがバレてしまうとか,
政府が崩壊するようなパンドラの箱だとか・・・
まさか,「日本を取り戻す」と言って国民に選ばれた政治家や高学歴で優秀な官僚が,国民の命よりも自身の利権や保身を優先することなど無いと思いますが。

ここまで言うと嫌味にしか聞こえませんね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?