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四捨増加を統計分析-ヤバい異常事態

前回の記事で2022年の死者数が大幅増加していることを緊急速報として取り上げました。

この記事では,2022年1~3月の死者数を過去10年間の月毎の死者数と重ね合わせてグラフで示しました。過去10年間と明らかに異なる推移を示しており,結構衝撃的で,twitterでもブログでも多くの方に取り上げていただきました。
今回は,このデータが統計的にどれだけ異常なものかを分析します。

まず,2011年以降の1~3月の死者数と前年比増減は以下の通りです。

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前年比で1万人以上の差があったところを赤で示していますが過去4回しかありません。2012年2月は前年の死者数が極端に少なかったことが理由で,2016年1月はマイナス1万人。
これを,月毎に2011~2022をグラフにすると以下のようになります。
2011~2021年は青で,2022年は赤でプロットしています。
図中の破線は2011~2021のデータを基に直線近似し2022年まで延長したもので,近似式も図中に記載しています。(桁数が多くなるため1/1000で表示しています)

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2011年以降,毎年少しずつ死者数は増加傾向にあり,破線はいずれの月においても右肩上がりになっていますが,2月,3月は2022年だけ近似値とは飛び抜けて多くなってます

昨年,超過死亡が話題になった際に,過去10年間の死者数から標準偏差を算出して,死者数の増加が統計的に異常であることを記事にしました。

しかし,過去10年の死者数からそのまま標準偏差を算出したのでは10年間の平均値に対するばらつきを見ることになるため,増加傾向や減少傾向のあるデータに用いる場合,どうしてもばらつきが大きくなります。
死者数は年々増加しているので,増加傾向を考慮する手法として,2011~2021年のデータから得られた近似直線との差を取ることにより,誤差を少なくし,より精度を上げることができるのではないかと考えました。
近似式の値と各データの差を算出したのが以下の表で,表の最下段に近似式との差から得られた標準偏差σを示しています。

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例年,1月,2月の冬場の寒い時期は死者数も多く,暖冬・厳冬など様々な要因でばらつきも大きくなりますが,3~6月に気候が良くなると死者数が減少するとともにばらつきも小さくなります。そのばらつきが標準偏差σの大小にあらわれています。

各データのばらつきがどれくらいか標準偏差σで除したのが以下の表です。

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2022年2月3月を除いたデータは全て2σ以下であり,この手法で算出した結果は概ね実態を表しているのではないかと思いますが,
2022年2月 4.6σ
2022年3月 9.4σ
の2カ所は異常な値を示しました。
2022年3月の9σというのは長年統計を扱ってきて初めて見ました。
それぞれの発生確率は,エクセルで計算すると

2σ 0.954499736103641
3σ 0.997300203936740
4σ 0.999936657516326
5σ 0.999999426696856
6σ 0.999999998026825
7σ 0.999999999997440
8σ 0.999999999999999
9σ 1.000000000000000

となります。
2022年2月は4σを超えていますので,この死者数が発生する確率は1万年に1回以下ということになります。
上表のように,9σはエクセルでの計算結果では1.0000000・・・
詳細に計算しても,2022年3月の死者数発生確率は10の-15乗(=1/1000兆)以下。すなわち,2011 ~2022年の延長上では絶対に起こり得ないことです。
(他にもさまざまな方法があると思いますが,近似式との差から求めた本手法では,そのまま実際の死者数のばらつきから算出した場合よりもかなり精度は上がっていると思います。)

ちなみに,過去10年間の死者数をそのまま用いて標準偏差を算出すると
2022年1月 1.87σ
2022年2月 4.41σ
2022年3月 5.71σ

となり,2月は4σ超で近似手法とほぼ同じ。
3月は5σ超となり,100万年に1回の発生確率となります。(これでも十分異常です)

前回の記事を公開した時,
「報告されていないコロナ死やインフルによる死者などの可能性はあり得る。異常かどうかは詳細のデータが公開されないとわからない」
というコメントをいただきました。
コロナ死者数は,2022年1月2日 18,387人,2022年3月末 28,089人
ですので,この3カ月でのコロナ死者数は9,702人。
事故で亡くなった方や自死の方の鼻をググッとやって陽性者を探し出しているのですから,コロナ死を見逃すことはまずないと思いますが,仮に見逃したのが2割として計11,642人。
2019年までインフルでは1000万人が感染(陽性ではありません)し,3000人程が亡くなっていました。この冬インフルが流行ったとは聞いていませんので,もしインフルで亡くなった方がいたとしても,例年の1/10=300人以下でしょう。
ということで,最大に見積もっても3カ月で15000人程度。実際の死者数38000人の半分にも届かない。
死因の内訳が不明でも統計的に見ればコロナを含めたとしてもありえない事態であると分かります。

厚労省にも政府関係者にも,私など足元にも及ばない統計のプロは多数いて,これ以上の分析は当然実施されているはずです。
(マスクのウイルス防御効果とか,密室でのウイルス飛散状態とか,全く意味のないシミュレーションをするほど予算も時間も余っているんですし,富岳を使わなくても,ちょっとした知識さえあればエクセルで直ぐ計算できるレベルですから)

なのに,公式見解も何もない。
つまりそういうことです。

接種歴不明を未接種扱いにしてデータ改ざんしたりするのも根は同じ。

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データ修正前のアドバイザリーボード資料には右端にちゃんと「接種歴不明」の欄があり,元々別データで集計されていたことは明らかです。彼らの言う「ミス」をするためには,未接種者に不明者を加える手間が必要になり,わざわざ不要な手間を増やしてまで「ミス」しますか?
「故意」なのは明らかですが,上からの指示が無ければ担当者の一存でやることは100%ありません。
上からの指示=厚労省の総意
ということです。

人口動態統計についても,厚労省の総意として分析結果を公表しないと決めたのでしょう。
昨年からの超過死亡は,世界中で起こっています。
厚労省が本気で隠し通せると思っているはずはありません。厚労省が白状しなくても他の国で告発されるかもしれません。
近い将来,必ずバレるのに知らん顔する理由は何でしょう?
自分たちは頭いいからバレてもシラを切り通せると思っているのか,バレる前に可能な限り多く打たせようと思っているのか。
在庫処分するとともに,人口削減に協力すれば,自分だけはご褒美がもらえるとでも???

どっちでもいいですけど,今まで,厚労省の隠蔽・捏造を記事で山ほど取り上げてきましたが,これだけ🐎🦌にされても,まだ日本国民は糞のような報道を信じ,政府や行政を信頼するのでしょうか。
自分の身は自分で守るしかないと気づくのはいつでしょう?
命を奪われてからでは遅いですよ。

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