論理的思考のすすめ

「論理的帰結」をご存じでしょうか?

私の記事の人口動態統計は,厚労省の公式データ(事実)を統計処理して,2021年以前と比較して2022年以降の死亡者数の異常さを明らかにするもので,論理的帰結で導いた推定ではありません。
これに対し,妄想回は,ある現象について論理的帰結によりその結果や影響を推定したものです。確証があるわけではないので妄想(推定)です。

Wikipediaでは

論理学における最も基本的な概念であり、複数の文(または命題)の集合と1つの文(命題)の間が「~だから、当然~」という繋がり方をする関係を指す。

と説明されています。

同じ事象でも,何を前提としてどう捉えるかによって帰結も大きく変わります。どのような前提をどのように思考するかは,その人の知識と経験に大きく左右されますので,結果も人によって異なるのは当然と言えます。

例えば,以前の妄想回で取り上げた

前提
インド太平洋の専門家のキャンベルが国務副長官に就任し,ウクライナの専門家で,ウクライナ紛争を画策し,次期国務次官補と目されていたヌーランドが突如辞任
 ↓
帰結
次の紛争のターゲットがウクライナからインド太平洋に移行するサインか?

といった具合です。

また,米下院は,これまでずっと拒否してきたウクライナへ支援を,先日,突如可決しました。これについて高橋洋一氏は

前提
キッシーが訪米し日本のウクライナ支援について言及した直後に,米下院議会があれだけ難色を示していたウクライナ支援(融資)を可決
 ↓
帰結
米国が支援した短期融資は,日本の長期融資支援金から返済されることになり,結果,米国はウクライナを支援した実績だけが残り,日本が全てを被ることになる

と解説されていて,日本を米国に売り渡す米国隷属・売国奴のキッシーの実績から十分納得できるものです。

高橋氏は経済に関して膨大な知識と経験があり,公式データから世界経済を読み解く力はずば抜けていると思います。
しかし,彼は💉をブースターまでしっかりと接種済みですし,プーチンは悪というスタンスで,反グローバリズムを陰謀論者と見なしています。

要は,それまでの知識と経験や得ている情報から,何を前提に選択しどう解釈するかが異なれば,💉や露vsウクなど同じ事象でも全く異なる帰結を得るということです。
高橋氏の例も,トランプが融資でのウク支援を許可したことを前提に選んだら,全く違った見方になっているはずです。

私は自身の知識と経験から論理的帰結で推定した一つの考え方を示しているのであって,同じ事象を見ても人によって選択する前提も,その解釈も異なりますので,帰結するポイントが異なって当然です。
だからこそ,私の記事を鵜呑みにするのではなく,皆さんそれぞれが自分なりに考えてもらいたいと思っています。その結果,私と真逆の意見に辿り着くことも当然ありますし,それを私が否定することはありません。
より正確な情報や知見を得たら,その時に帰結を修正することを繰り返せば,より真実に近づくことができます。

そういう思考を繰り返さないと,いつまで経ってもメディアの嘘も見破れないし,さも論理的帰結のように見せかけた発言(例えば「風が吹いたら桶屋が儲かる」みたいな)を盲信してしまうことになります。
そんな,自分で考えもせず,誰かの言ったことをいつの間にか自分で考えたことのように勘違いし,他人を攻撃する人が激増しているSNS界隈に辟易しています。

日頃からずっと言っていることですが,米大統領が変わっても,日本の政治家が変わっても,自分の頭で考える人が増えていかなければ日本は変わりません。
本来,教育とは,ネットで調べれば出てくる単一的回答を暗記させることではなく,それをどう解釈するかという思考力を培うべきもののはずですが,戦後の腐敗した文科省・日教組により,思考力を育てる日本の教育は現在も破壊されたままです。
しかし,思考力は学校で教えられなくても身に付けられるものです。
しっかりと思考する力のある人が増えていけば日本は劇的に変化します。
幕末も大東亜戦争も,そんな卓越した思考力を持った多くの偉人たちが外国の脅威から日本を命懸けで護りました。
それこそが,日本の本来の姿であり,世界が日本の復活に期待する所以です。

テレビやスマホから視線を上げ,目の前で起こっていることを
「何故?」
「誰が,何のために?」
「その結果,次はどうなる?」
「それで得するのは誰?」
というふうに考えてみませんか。様々な情報に興味がわき,世界の見え方は大きく変わるはずです。
それは,いずれ信念として皆さんの心に根付いていくことになり,メディアや政府の論理の破綻した虚言に右往左往することは無くなります。

そして,子供たちの思考力を高めるよう導いてあげてください。
そんな子供たちで溢れた日本を想像してみてください。
ワクワクしませんか?



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