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人口動態統計2023.03/実際は9000人増!原因は?

5月26日に2023年3月の人口動態統計(速報)が公開されました。 
ここでは,どれくらい異常なのかを統計的に数値で表していきます。
(独自の統計処理を行った結果です)

まず,厚労省が公開している図がFig.1です。

Fig.1

「昨年比5400人減で2カ月連続で前年比減!! 超過死亡なんてないぞ」
と💓ワクの方々の歓声が聞こえてきそうです。(「反ワク」という差別的用語を使う💉信者の方々を「💓ワク」と表現することにしました)
昨年が異常に多かったことを忘れてるようですね。

毎回示している2011年からの月毎の死者数データとグラフはFig.2の通りです。2月同様,2023年は2022年に次いで多いことが分かります。

Fig.2

従来同様に過去12年のデータと比較していきます。
2011年からの推移をみるとFig.3のようになります。
破線は2011~2021年の近似直線を示しています。
(図の縦軸は1/1000で示しています)

Fig.3

多少下がっても,近似曲線との大きな乖離はまだまだ継続中。

近似直線との差(ばらつき)は,

Table.1

近似直線との差をσ(標準偏差)で除したら,

2023年3月は2.52σで,その発生確率は0.011735483 ≒ 1/100 です。
(6/24修正)
2023年3月は5.49σで,その発生確率は0.000000040193 ≒ 1/2500万 です。
2σ超は2022年2月から14カ月連続。1年以上ですよ!!

Fig.3に予測値との乖離(近似直線との差)を追加すると,あらら。5400人減ではなく9200人増。全然減ってないじゃないですか。

Fig.4

接種回数,感染者数,死者数を並べた図に,月毎に算出した近似直線との差(Table.1の青着色部)を重ねるとFig.5のようになります。

Fig.5

コ口ナ関連死が減っただけで,コ口ナ関連死以外の死者は減っていません。💓ワクが言うように,超過死亡がコ口ナ陽性死者数と相関があるのなら,陽性者も死者もほぼ1/10以下に減ってるんですから,2023年3月は14000人減くらいでないと。5000人減じゃ辻褄が合いませんな。

Table.1は,近似値との差ですので,季節や月による多少や年毎の純増(18,000人/年)の影響を排除した,純粋なばらつきを表していて,Table.1の2011年1月からのすべてのデータを並べるとFig.6の赤線ようになります。青線は,各年の合計です。赤でも異常ですけど,青の急激な増加が現実を物語っています。

コ口ナ関連死以外の死者増加の原因を明確にしないで,「Ⅴ類になって日常が戻った」なんてのは現実から目を逸らさせたい連中のプロパガンダですよ。
今となっては,何をしても2019年以前の日常に戻ることはできませんが,💓ワクも反ワクも関係なく,子供たちの未来のために最善を尽くすことが亡くなった方々への弔いであり,生き残った者たちの責務です。

そういえば,昨日,5年ぶりに再会した友人は4回済だと言ってましたが,接種者にありがちな奇行もなく,以前と変わらず元気でした。さすがに5回目は勘弁してくれと言ってました。
そんな方々が,このまま元気で居続けてくれたら,まだまだ日本は盛り返せますね。

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