白昼夢 20 土曜日の猫通信 2020年10月16日 21:55 「闇」って本当に悪いものなのかな、って思うんです。今の世の中って、SNS もそうだし、いろいろ見たくないものも見せつけられるじゃないですか。それならいっそ真っ暗で何も見えない方がいい。古代エジプト時代、王の怒りを買った神官の中には、瞼を切り取られて砂漠に放たれたものもいたそうです。「ほとんどが亡くなったが、中には洞窟を見つけて、一生闇の中で生き延びたものもいた」という話があるそうです。今の世の中、僕らは瞼を切り取られて砂漠に放たれているようなものだな、と。それでも歩いていこう、遥か彼方、日の昇る地の果てまで。そういう気持ちでこの歌を書きました。(歌詞を読みたいというDMいただきましたので、再度、歌詞と共にアップします。) ・・・「白昼夢」/ 詞・曲:セキヒロタカもうどれくらい夢を見てないだろう。暗闇のない日々は、それ自体が暗闇のようだ。どこまで続くのか分からない砂丘をいくつも越えた。白昼の暗闇を、ただ歩いている。夏の吐息のように、限りなく透明な、ただ熱を帯びただけの存在になっていく。君は。あまたの夢が、通り過ぎて行った。終わらぬ昼が、始まる前に。瞼を失った君は、星にさえ目が眩む。漆⿊の闇だけが、君を癒す。瞳を閉じることを 許されぬ君は瞳を開けながら 目を閉じることを覚えた目を閉じて、闇を歩こう。陽の沈む海の底まで。目を閉じて、闇を歩こう。陽の昇る地の果てまで。 #音楽 #ギター #弾き語り #白昼夢 #土曜日の猫通信 #同時演奏 #フットパーカッション #TheMAGNETS #ザ・マグネッツ #セキヒロタカ 20 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート