「君たちはどう生きるか」ネタバレ感想など

ネタバレ感想です。考察ではないです。

こんばんは

以下、ネタバレです。

初日に見に行けた。
今みたらこのパネルの意味がわかった。
ちゃんと横の小さい過去作まで全部撮ればよかった、、、!!


駿さんの新作が観れると言うだけで嬉しい。

ポスタービジュアルしか公開されてなくて、
キャストも内容も何もかも告知無し。
タイトルからしても、
駿さんがまた戦争もの作ったのかな?みたいに
思わせようとしてるの。

でもね
見ててわかりましたね、駿さん、
これを最後にしようとしてるの。
それを感じて泣いた。
引退を撤回してまで作ったのは。
撤回っていうか、引退しながら描いてるんだっけ。
でもありがとうって思った。
全部出し切って終わろうとしてるって。

ストーリーでも泣いたけど、
駿さんは、
今までジブリに夢中になってきたジブリファンに
握手してくれて、
そして中指立ててるなって。笑

過去のインタビューとか密着とか見ても、
最高にひねくれてる駿さんなわけで、
中指くらいいくらでも立てる人なわけで。
鳥のフンまみれなのもそう言うような事だろう。
汚いものも描く。
今回の魚の内蔵のシーンとか汚い食べ物もね。

ああ言うのは80年代の長編アニメでは
普通にバンバンあったので、
やっぱあの頃の長編アニメはやりたい放題で
最高や。
ここのところのアニメ綺麗すぎるねん。
みたいな魂も感じられて良かった。

この辺は全部私が勝手に思った事ですが。

ねじまきを駆け上がったり、
トムジェリみたいなというか、
オズワルドみたいな初期ディズニーのような
ポップなシーン
(包丁を研いでペロリみたいなの)
珍しくあざといな?って思ったけど、
ディズニーオマージュなのではと思った。

いわゆるジブリ飯、
今回はありません。

しいてあげるなら、ジャムパンだけど、
(美味しそうだったね)
それも汚く食べるし、

おばあちゃん達と一緒に食べる戦時中のご飯は
「おいしくない」し。

インコ達が作る「映える」料理は全部まずそう。

ジブリ飯だ〜!!って、
勝手に囃し立てる人たちに
中指を立ててますね。
うるせぇバーカ!って。
(私もジブリ飯好きだけども)

広告を全く打たないのもわかる。
うるせぇバーカ!って。
最近うるさすぎるほどに広告打ったり、
やれSNSでバズらせようバズらせよう!
みたいなの。
うるせぇバーカ!って中指立ててるんだろうな
って思いました。

駿さんサイコー

セルフオマージュのオンパレード、
トトロ、ラピュタ、魔女たく、
ナウシカ、カリオストロ、
ぽにょ、ハウル、もののけ姫、紅の豚、
千と千尋、耳をすませば、風立ちぬ、、、
ぱっと思い出すだけでもこれだけ。
忘れてるのと気づいてないのも絶対あるんだろうな。

ナウシカの漫画版の
あのシーンを思わせるシーンやら。
あれはたまらんね。。
泣いちゃった。
とにかくてんこ盛りなのだ。

そりゃ泣くよ。ジブリ大好きなので。
総集編みたいじゃん。
私の中身の半分は
ジブリに育ててもらったようなものなので。
本当に。
めちゃくちゃ影響受けまくっている。

庵野さんがエヴァを終わらせたように、
駿さんもジブリを終わらせたんだろうな。
と思った。

あと森に生きる逞しい女性好きすぎやん。
ナウシカ、魔女たく、もののけ、、、笑
今作の柴咲コウさん、めっっっちゃ最高。

眞人、すごかった。
アシタカに見える時もあれば、
パズーに見える時もあれば、
片側だけ刈り上げた事により、
宗介に見える時もあったり、
今までの男性キャラを一纏めにしたような子。

とりあえず、ぽにょとかハウルとかは
履修してから見た方が良いだろうな今作。

好き要素しかなくて、震えて泣いた。

耳をすませばの物語の中の鉱石のシーン、
あれも大好きだし。
断崖絶壁と海。っていうのも
好きなんだなぁ駿さんは。

大量のインコの兵隊のシーンは、
不思議の国のアリスみたいだったね。

夢と現実と、、、っていうところでも。
夢ではなかったけど。

ああ、駿さんはこのモチーフが好きなんだな。
最高かよ、まじかぁ、まじかぁ、、、
ってずーっと心の中で呟きながら泣いてた。

可愛いキャラクターいっぱい出てきたね。
とにかく駿ワールド全開でして。

あの描写はさすがに
コウノトリにしたら露骨すぎるから、
ペリカンにしたんだろうな。

あとは女性のヒステリックさも
描きたかったんだろう。
今までポニョのお母さんも、トトロのお母さんも、
穏やかで優しい母性だったけど、
女性は誰しも鬼みたいになる時がある。
情緒不安定になる、それでも。
それでも母よ。継母も。母よ。

若者たちよ、色々苦悩はあるだろうけど、
大丈夫。前を向け、子を産め。

って言うメッセージかなぁ。

ヒミ役のあいみょん、めちゃくちゃ良かった!!
本当にとても良かった。
あいみょんって知らずに見て、
エンドロールでわかった。

菅田将暉くんはずっとわからなくて、
ん?キムタクが二役?ん?ヤスケンさんかな?
とか思った。笑

キムタクがカッコよくないパパ役。
と言う配役なのもあざとくて良いですねぇ〜。
超絶美男子ハウルからの。

木村佳乃さんはあてがきなのかな?!
ってくらいピッタリでした。良かった。。!

あと、どこから音が出てるかとか、
呼吸とか、足音とかに、すごくこだわってあった。

セリフ無しで音楽だけで進むシーンとかも多く、
久石譲さんの音楽も壮大だった。不思議な音楽。
メロディというより効果音的な音楽が印象的。

言葉で音で語らない。みたいな、
なのでドルビー版も見たいというか聞きたい。

音へのこだわりがすごい。生で撮った音。
摩訶不思議な世界なので没入感が大事じゃないか。

パラレルワールド、神隠し、
ありがとうファンタジー。

竹を切って弓を作るのも、
私の祖父を思い出して胸が熱かった。泣

日本には、こういう風景があった。
って言うのを残してくれたようで。

やりたい事、
描きたいモチーフ詰め込んだんだろうな。
まだまだ足りないんだろうけど、
引退するんですね。。。

泣いちゃうな。

駿さんの作品がこれから先ないのに
どう生きれば良いんですか?わたしは。。

駿さんに影響されまくったクリエイターたちは
これから先、どう生きれば良いんですか?

何が生まれてくるんでしょうか。
ファンタジー作品は
どう変わっていくんでしょうか。

「君たちはどう生きるか」

円盤出たら買おうね。
もう少し考察読んだら2回目見に行くか。

今日はこの辺で


では




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