説明に人格が現れる。など。

まだ考察中です。

こんばんは。

以前、とある事で、
先輩に工程を教わることがあり、

Aさんは
「こうこうこうして、仮にここが合わなくても、
ここで辻褄あわせたら良いから。」

と説明をした。

Bさんは
「こうこうこうして、仮にここが合わなくても、
ここで調整出来るから。」

と説明した。

それぞれ別の案件なのだけど、
やり方は同じ。
それを別々の人に聞かなきゃいけないという、
そんな場面に出くわし、

同じ説明でも、
言葉の表現の仕方が人によって違うのを
まざまざと感じた。

まぁそりゃそうなんだけど。
わかりやすく比較できた出来事だった。

AさんとBさんはそんなに交流もなく、
それぞれに別ルートから学んで
自分なりに解釈してきたものだから、
理解の仕方はそれぞれで選んだ言葉も違うのだけど、
やってる事は同じなのね。

つまり、その人がどう解釈したのかが、
そこに現れているなぁって。
思考回路を比較出来た気がして面白かった。

同じ現象を「辻褄を合わせる」と表現するのか、
「調整できる」と表現するのか。

具体的に何をやったのかをここでは書けないので、
想像しにくいかもしれないので、

料理に喩えてみます。

Aさん
「じゃがいもとにんじんと玉ねぎを切って、
炒めて、調味料入れて、
なんか合わないなーってなっても、
"最後に塩で辻褄を合わせれば良いから"。」

Bさん
「じゃがいもとにんじんと玉ねぎを切って、
炒めて、調味料入れて、
なんか合わないなーってなっても、
"最後に塩で調整できるから"。」


どっちが良い!ってわけじゃないので、
Aさんの言い方が好き。って人もいれば、
Bさんの言い方が好き。って人もいると思う。
(好きというかしっくり来るというか。)


AさんもBさんも人柄をよく知っていたので、
比べやすくて面白かったのです。

Aさんは、
やる事はちゃんとやるけど、大胆な人でもあって、
ものすごく強引でも、え?、それやばくね?!
ってなろうとも、
無理矢理でも最終的に辻褄を合わせるタイプ
という人でした。
なんなら辻褄合わせに命かけてる。
「ちょ、今からフランスの塩取り寄せます!」
みたいな。
周りは「今から?!」ってなりつつも、やる人。
最終的には問題なく仕上げるからなんも言えない。

Bさんは、
バリバリの理系で理屈100%で
詰めに詰めまくりで
一歩一歩着実に全て把握しながら進める人なので、
最後に調整できるのをしっかり想定し、
「わかっててやってますけど何か?」
「てか調整の具合も細かく把握してますけど何か?」
というタイプの人なんです。
最後はこの塩を2g足すといいだろう。
ってのを最初から想定してる感じ。

それが普段の仕事ぶりからも伝わってて。
で、
2人のこの表現を聞いた時に、
「わー!この人らしい!!」って思ったんですね。
それぞれに対して。
やっぱそうなんだ!って。
思考回路が言葉に行動に現れるよなぁって。



特に物事を説明するのって、
自分が理解してないと説明出来ないし、
その理解した事を言語化するわけで、
自分の理解の仕方が如実に現れるんだなぁって。

すごく面白い体験でした。
この事はAさんにもBさんにも伝えていません。
ちなみにAさんとBさんは犬猿の仲です。
そりゃ合わないよ。
この性格の差では!笑

普段の生活でこんな事は気にしていないけど、
とてもわかりやすいシチュエーションだったので、
すごく自分の中で印象的でした。

同じ事を説明してるのに、
選ぶ言葉でその人の人柄が出ますね。

そりゃそうなんだけど、
私的にわかりやすいシチュエーションだったので。
ずっとこの事が心に残ってて。
noteに書けてスッキリした。
別に取り立てて言うほどのことでもないから
どこにも出せずにいた。

この人のことが知りたい!って思ったら、
何かを説明してもらうと良いかもしれません。笑

ちなみに私はB先輩が大好き大好きで
ベロベロに懐いていたのでとっても仲良しでした。
A先輩のことも嫌いではなかったけど、
近づきすぎると疲れるので程よい距離でいました。

相性とか好きとかいう話になると、
もっと他の要素が影響するから別の話なんでしょうね。

今日はこの辺で。
では。

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