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「私もクリエイターになりたい。」そう思ったきっかけの人。

このタグを見つけた時から、記事を書きたいなとは思っていたけど、誰について書くかずっと決まらなかった。


1.私なりの音楽への向き合い方

INFJの性質か、「No Music No Life」な人間だと思う。

移動中も、作業中も音楽は欠かせない。

その人一本で好きな人もいると思うけど、私はいろいろな曲やアーティストへ飛んでいくのが好き。そこで出会えた偶然を楽しむのが好き。


音楽には沢山人生を支えてもらったし、普段の生活では得られないような考えとか感情を教えてもらった。邦楽も好きだけど、人生に影響を与えたのは洋楽の方が多いと思う。

受験でくじけそうなときは、Daft PunkのGet LuckyOneRepublic Counting Starsを聴いてた。

Imagine DragonsのBelieverを聴いた時は、怒りも悲しみも諦めも冷静も混ざったような言葉にできない感情が私の中にあることに気付いた。

私にとって音楽は、つい毎回買っちゃったり新商品に目が行くお菓子でもあるし、生き方を教えてくれる哲学書でもある。


こんなに好きなのに、アーティストの事は全然知らないし、調べようともあまり思わない。名前も、誕生日も、好きなものも知らない。

私にとってはそれで十分なんだ。

顔が見えずとも、どんな人か知らなくても。

歌詞や音だけで、十分伝わるから。


こんな音楽への向き合い方が育ったのは、約10年前のニコニコ動画。

今や超人気の米津玄師さんがまだ別の名前だった頃。

あの頃は本当に毎日楽しかった。

米津さんが曲を投稿するとね、すぐにランキング上位になって、たくさんの人がその曲を歌って、絵をかいて、踊って、MMDを作って、コスプレをして。創作の波がグワーッっと広がって、お祭りみたいになる。

すごいのは米津さんだけじゃなかった。すごい人は沢山いた。その度にまた違う人が人気になって、お祭りが始まる。すごい人はいつも同じ人ではない。月日が経つと、また新しいすごい人が生まれる。

でも、多くの人がその人のことを知らなかったと思う。

顔はもちろん、性別も、性格も、どんな生活をしているのかも。一人なのか複数人で投稿しているのかも。

「思っていた人と違ったのでファンやめます」とか、「○○がグループから抜けるなら、ファンやめます」とかいう人もいるけど、私にその感覚はない。どんな人かは想像するしかないから。

私にとって創作物は、アーティストさんの時間を削って、人生を、考えを”見させて戴いているもの”なので、投稿してくれるだけでありがたい。


だから、世間に米津さんが出てきたときは本当に驚いた。

「生きている人だったんだ」「こんな顔だったんだ」「本当に一人で作ってたんだ」「こんな声だったんだ」「こんなにいっぱいCD出していただけるんですか?」「CDにオリジナルグッズがつくとかいいんですか?」とかとか。


昔、仮想世界で体験したお祭りも、現実のものになってる。

みんなが同じ曲を聴いて、歌って、踊って、動画を作って。モノマネをして。髪型を似せたりして。不思議な気分だ。

2.創作を目指すきっかけになった曲

歌詞の中に、自分の昔の曲だけでなく、他のアーティストさんの曲を想像させるような、つながっているようなところが好き。

歌詞の中で、

 歌って踊ろうハッピーバースデイ 砂漠に林檎の木を植えよう

がある。この曲を聴き終わった時に昔のことをすごく思い出した。

 曲を作る人も、絵を描く人も、歌う人も、MMDを作る人も、いわゆる”クリエイター”は私の憧れだった。

 でも、その時の私には、遠い遠い存在だった。

 自分の世界を人に見せるなんて怖いし、表現する技術もないし。

でも、今なら。今の私なら、出来るかもしれない。

創る側に、林檎の木を植える側になれるかもしれない。

そう思って、いろいろ活動を始めた。いろいろ回り道をして、noteに辿り着いたけれど。

noteは誰もがクリエイターになれる空間で、本当にハードルが低くて、創作を楽しめているし、続けられている。

ここで、私も米津さんのように、

誰かの心を揺らすクリエイターになれたら。

あの時の楽しかった毎日のように創作の波をつなげる人になれたら。

みんなでお祭りを楽しめたら。

今、改めて砂の惑星を聴きながらそう考えている。


*画像はia19200102さんからお借りしました。

#いまから推しのアーティスト語らせて

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