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喜多川作品 手紙屋について語ってみる。

今回は喜多川 泰さんの書かれた小説『手紙屋』です。

内容としては就職活動に悩む大学生の主人公に、『手紙屋』という
謎のサービスを利用し10通の手紙のやり取りをする。

その中で本当の意味での『自分の価値』や『働き方』や『一人の人間として会社を見る視点』などを教えられ成長していく物語です。

就職活動など20年以上も前に終えた大人になった今でも教えられることが沢山ある内容でした。

ちなみにこの本は『就活編』と『蛍雪編』の2冊に分かれています。

時系列として読むと『蛍雪編』→『就活編』という時系列になりますが。

読む順番としては『就活編』→『蛍雪編』と読んだ方が楽しめると思います。

『就活編』だけでも十分にありがたい『喜多川節』が炸裂していますが小説してストーリーを楽しむのであれば『蛍雪編』も抑えておきたいとこですね。

『蛍雪編』の内容としては『勉強をする意味』について触れています。

この中で出てくる『学びは叡智の継承である』という言葉が最高に好きでした。

『就活編』を読み『手紙屋』の正体が判明して『蛍雪編』を読み、主人公と手紙屋を結び付けるキッカケとなる物語がここに始まり、さらにエピローグから『就活編』のプロローグに繋がる 気がついたら無限ループで読んでしまいそうでした(笑)

片方しか読んでない方、良かったら2冊とも読んでみてくださいね。

では今日はここまで。

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