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九月(重陽の節句編)

ようこそおいでくださいました。
急に寒くなりましたね。
皆様体調など崩されていませんでしょうか。

緊急事態宣言下の中で、夏を迎えた今年、毎日の暑さと、体力有り余る子、そして不要な外出禁止。。どのご家庭も大変だったかと思います。
私は子に全てあわせていると、歪みが出てきてストレスが溜まるので、時折自分のやりたいことを織り交ぜながら毎日を過ごしていました。
8月は買ったばかりの自転車でとりあえずサイクリング。とにかく走る。水筒もって、おやつ持って、ひたすら漕いでました。全く痩せはしませんでしたが、お陰で首も手も真っ黒に日焼けです。それでも自転車漕ぎながら子供と歌を歌ったり、おしゃべりしたりする時間は家の中とは違い、お互いのストレスも発散できました。
9月は重陽の節句に着せ綿を、十五夜に月見団子作りを楽しみました。

茶道を習いだしてから知った、重陽の節句。

平安時代の初めに中国より伝わり、古来中国では、奇数は縁起が良い「陽数」、偶数は縁起の悪い「陰数」と考えられ、陽数の最大値である「9」が重なる9月9日を「重陽」と呼び、五節句のひとつとしました。

旧暦の9月9日は、現在の10月中旬ごろにあたり、まさに菊が美しく咲く時期であり、菊は「仙境に咲く霊薬」として、邪気を払い長寿の効能があると信じられていました。そのため、菊の香りをうつした菊酒、菊の着せ綿を飾ったりと別名菊の節句とも呼ばれています。
日本では、平安時代の初めに宮中行事の1つとなり、菊を眺める宴「観菊の宴」が開催されたり菊を用いた厄払いなどが行われたりしたそうです。(情報はインターネットより抜粋)

着せ綿とは菊の花に真綿を薄く伸ばして被せたもの。そのまま夜露に濡らし、朝、その真綿で顔を洗うと美人になれるという言い伝えがあるそうです。調べてみたら、体を洗うことで無病息災を願うとも記載がありました。

本来、菊の花の色により、被せる綿の色を変え、染めたりするようですが(色の組み合わせは諸説あり)そこは清く省き、
黄色の菊に白の真綿をかけることにしました。
2歳の子にとっては説明してもちんぷんかんぷんのようでしたが、おままごとのような感じがして楽しかったようです。

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出来上がった着せ綿はなんとも可愛らしい姿。
一緒にススキもあわせて秋の一夜を楽しみました。


翌日、菊の香りの移った真綿を嬉しそうに剥がしながら、お顔をふきふきしていた娘。
いや、ゴシゴシか。

本来なら菊を使った料理で、風情のある1日をすごしたかったのですが、9月9日は家人の誕生日でもあり、その日の我が家の献立は毎年好物のカレーライスと決まっております。

着せ綿を愛でながら、カレーライスを食べる日。
そんなチグハグな組み合わせも我が家っぽくていいか!と思っているわたしです。

宗寿


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