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ムラづくりはカラダづくり ~石垣島 絵本の村づくりで健康オタクが感じたこと~

絵本の村づくりのお手伝いで四日間、作業をさせてもらって感じたこと。
それは、ムラづくりはカラダづくりにもなる!ということ!

私は20年以上、ヨガやアーユルヴェーダ、ippon bladeで健康な身体づくりを研究しているけれど、この四日間は過去一に健康的な日々だったと思う。

そのポイント:

①毎日外にいる。しかも石垣島なので空気がいい。気温は恐らく15℃前後で寒すぎず暑すぎず。風を感じて、草の匂い、土の匂い、木を削った匂いなどを嗅いでいる。化学的な匂いは、時々、アリシス(シロアリ防止の薬剤)の匂いくらい(笑) 外にいると自然からの適度な刺激で自然とマインドフルになり、心も軽やかになる気がする。

②頑張らない。ほとんどの時間、立つか歩くかしゃがむか何かの作業をしている。とは言え、銀さんの「頑張る=やりたくないことを無理してやる」に共感している人たちの現場なので、たぶん、誰も頑張ってない(笑) 疲れたら適度に休んで、それをとがめる人もいなくて心地よい。うちの息子は、頑張らないお手本のような人なので、疲れたり飽きたりしたら、屋根の上や車で昼寝したり、切り株に座ってルービックキューブを延々と続けてましたm(_ _)m

③体の動きの多様性がはんぱない!土嚢(10~20kg程?の砂袋)を持ち上げる、運ぶ、転がす、しゃがんでくぎ抜き、脚立や屋根に上って不安定な体勢で測定したり電動ドリルでビス打ち、ロープで綱引き、絡まった蔓を取るために色んな方向にひっぱる、スコップで掘る、草を刈る、引き抜く、クワで土を起こす、鋸で枝を落とす、刈った草や木を運ぶ、ネコ(二輪車)で重い物を運ぶ(しかも不整地)、木を引きずって運ぶ、処分場に草などを積み上げる、なんなら大きな木を宙にぶん投げる、など、本当に多種多様な動き。スポーツジムで色んなマシンで身体作りをするより、全身の細かい筋肉まで使えているのではないかと思う。

身体操作に興味深々の私にとっては、どの作業もまるでゲームのように密かに楽しんでいた。いかに疲れない動きができるか、不安定な環境でいかに安定した動きができるか、そして、これ以上続けると身体にダメージが大きいという判断のポイントをいかに正確に見極めて休むか。

ippon blade(一本歯下駄)師匠の小平天さんの教えが何度も頭をよぎり、これまで、ippon bladeでボディワークをやってきたのは、この日のためだったのか、と思えるほど、作業の中で体の使い方を楽しみました。

④美味しいものを楽しく食べる。昼食と夕食は、銀さんが毎回おしゃれ美味しい料理を準備してくれて、みんなで楽しく食べる。陽気な音楽も流れていて(そういえば作業中も音楽があった!)、体を動かしてるのでお腹がペコペコになったところに美味しい食事。消化力も爆上がりです。
おいしい!とか、楽しい!とか、面白い!(笑い)は、身体を元気にすることを実感した。特に銀さんの話が面白すぎて、何度も笑いすぎて呼吸困難になりそうになりました。今でも親子で思い出し笑いしてます。

⑤作業したことの結果が目に見えやすいので、達成感がはんぱない!どの作業も、人海戦術でやる系が多いので、ビフォアアフターがとても分かりやすい。体を動かした感だけでなく、綺麗に並べられた土嚢、スッキリ開けた草むら、何もなかったところに小屋の基礎ができた、など、ビジュアル的にも達成感を味わえて、もう本当に幸せを感じます。

そんな感じで、個人的に興味があるムラづくりと、本業のカラダづくりをつなげて書いてみました。

今日は石垣旅行から帰って初のクラス。今年からヨガクラス改め、「自然体を取り戻すセルフ整体クラス」というのをやってます。石垣の作業で得たヒントを元に、色んなボディワークをやってみました。ヨガ用の5キロのサンドバッグがあるので、それの持ち上げ方の練習(腰を痛めない持ち上げ方)、それをちょっと放り上げてみる、体の周りを回してみる、ippon bladeを履いてそれらをやってみる、など、スタジオの中で石垣の作業を思い出しながら、多種多様な動きをやりました。ちょうど腰や肩を痛めてる人が多くて、いい練習になったと思います(^^)

健康的な生活環境(ムラ)、健康的な身体、健康的な心、どれも切り離せないのは当然ですね。

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