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自然の恵み農法


来春から新規就農するべく準備を始めて半年が過ぎた。
先々月から実家の親父に40㎡程度の畑を任せてもらって試行錯誤を始めた。

まずは〝土づくり〟
これまで、農薬も肥料も使い放題の圃場なので、先々月時点では草の一本も生えてなかった。

裏の畑

ここに草を植えよう!

鉄の棒を突き刺しても30cmくらいしか刺さらない頑強な土壌をフカフカにする

私のめざすのは、不耕起、不除草、無肥料、無農薬の〝自然の恵み農法〟だ。
別に農薬に害があるとか、肥料が身体に悪いとか思っているわけではない。

単に『お金と手間をかけない』と考えているだけだ。


無農薬は除草作業に手間がかかる?
いやいや、除草そのものをしないんだから……


耕起しないで、どうやって苗を植える?
いやいや、種を直播きするんだから……

「そんな手抜きで野菜が育つかっ!」と怒られそうだな。
いやいや〝手抜き〟ではなく、古来からやってた手法なんですけど……

うまくいくかな?


いかないかもね……


タブンうまくいく可能性の方が低い


  ゼッタイうまくいかない。。。

ま、それでも〝収穫できたら儲けモン〟って感じでやりますよ


なにせ『自然の恵み』ですから。

そもそも……

農薬を使うのはなぜ?
「虫や病気が発生するから」

なぜ虫や病気が発生するの?
「肥料をたっぷりやって美味しい野菜にするから」

なぜ肥料をやるの?
「自然の土壌じゃ必要な栄養が足りないから」

なぜ自然の土壌に栄養素がないの?
「毎回、畝をたてるために耕すから」

……うーーーん。
どう考えても悪循環に陥っている気がする。


ぜんまい

除草もしなくて、耕起もしないから
土の中で草の根っこが深いところまで耕してくれる。

そしてその草は枯れて、微生物たちのエサとなり
その微生物に群がる小動物たちの糞が肥料となる。

だから、化学肥料を使わなくても土壌が肥えて健康な野菜になる。

健康な野菜には害虫もつきにくいし、周りにエサとなる草もたくさんあるので野菜への被害も減る。
そうすると、農薬を使わなくても大丈夫。


……とまあ、うまくいけばこんな好循環のサイクルが回るわけで、
是非ともこれを実現したいと思ってる。

うまくいかなかったら、それだけ自然の恵みが減るだけで、
無理やり搾取するつもりはない。


どだっ! これが、金も手間もかけない〝自然の恵み農法〟だ!

だからまあ、とてもじゃないけど
「無農薬だから高く売るよ」
とは言えないね ^^;

『安い無農薬野菜』になっちまいますね。

あ、私は市場価格ではなく、〝再生産可能価格〟で勝負するつもりです。
(その話はまた別途……)


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