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カソウと現実

長らく空いてしまいました。

SNSは自分にとって、ほぼ全てが「人に見せる為の仮装した」姿です。だからと言って日々嘘を披露していたわけではないけど、表現したい事や環境の中での立ち位置、番組スポンサー、番組テイストを配慮しての投稿になるのだから完全に自分であり、自分では無い。そこにジレンマを感じていました。

一方でそれを「表現」する為の自分は、SNSで音楽や世界で起こる情報を収集しています。正しい事、正しくない事、正しいとそれぞれの人が信じている事などが雑多にあり、そこから「正しい事」と「自分が共感出来る事」を見つけては妙な安心感を覚える。そういう生活に慣れてしまっていました。

それぞれが仮装した仮想空間。現実のような現実ではないような場所で感情を変な方向に揺さぶられている。1日の中でその時間が半数以上を占める。そんな現状から抜け出したいという気持ちが大きくなりました。

一瞬でした。

「アカウント削除」

10秒以内に、終わらせる事が出来ました。
一体、私は何を躊躇していたんでしょう。

次の日、朝はやってきて、乗り物に乗り、会社に着き、いつも通り挨拶を交わし、いつも通りの仕事をして、ご飯を食べて、仕事して帰宅する。

なんだ。
SNSをひとつ辞めた先に待っていたのは、日常でした。

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