ビフォー25・アフター25

 世の中には人それぞれに自分の定めた節目の年があろうかと思います。誕生日、結婚記念日、創業、一年忌、三年忌など、ちょっと思い浮かべるだけでも数多くあります。

 今私は、大学を卒業して25年、初めて立候補してから22年経ちます。現在47歳。浪人8年・現職議員として14年です。現在受け入れているドットJPのインターンの大学生のみなさんを見ていますと、「ああ~自分もこんな時代もあったな」と眩しく感じると共に、これまでの25年余りとこれから先の25年について考えています。この47歳という年齢に節目をよく感じます。

 最近、この25年あまりの日本社会の激変ぶりを感じずにはいられません。誰もが携帯電話を持たなかった大学時代。平成の1ケタの頃から比べると、IT通信機器の進展は目を見張るものがあります。

 ネットを通じて、国際情勢に直結出来、世界情勢もリアルタイムで入手でき、地方での私たちの日常生活でも国際情勢をかなり意識する、また生活が左右される時代が来ています。

 人口減少を考えたこともなかった20代の頃、第二次ベビーブーム世代の私たちの世代から、第三次ベビーブーム世代の人口の層ができると思っていたものが、結果としてそれはなかったことも私のなかで強く意識があります。少子化と長寿社会の到来、大都市一極集中で、国の形が変わり、地方の暮らしが変わりました。

 あのとき、何が足りて、何が足りなかったから、現在こうなっているというのを政策としてもう一度分析し教訓にし、これからの25年の間に活かさねば、これからの鹿児島と日本の未来は開けないとの思いがあります。

 これから25年あまり、私自身が政治活動はいつ・どこまで続けられるかわかりませんが、25年たつと72歳。未来予測の予想本をいくつか読んでいます。

・2030年の世界地図帳・日本の未来予測・人口8000万人時代に向けての日本経済・未来の年表・未来の地図帳・未来の大国など。

 インターネット社会は、各分野ごとの多くの専門家の存在を教えてくれます。ここまで深掘りできるのかというくらいの専門家がそれぞれ発信しています。こういった発信の延長線上で、数多くの本が出ているのだと理解しています。

 地方議員は学者ではないので、徹底的に研究し追求し、発表するというネット上の専門家のようなことはできませんが、県民の皆様と向き合い、お話を伺い、要望の実現に向けて動いていく日々です。

 要望や陳情の実現という受け身の姿勢だけが政治家の仕事ではないとも思います。自分自身のこだわりの分野についても情報を収集・深掘りし、実現のプロセスを考えていくことも大事だとより一層強く感じています。

 今の年齢だからこそできる「ビフォー25アフター25」の視点に立って分析し、指針を示し、県民の皆様にお役に立てるのではないかと考えるこの頃です。


 

 



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