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センバツ準々決勝展望

第1試合:仙台育英ー天理

展望:2回戦で爆発した仙台育英打線が天理の好投手・達に挑む。
神戸国際大付に13ー5で打ち勝った仙台育英。渡辺が3安打、八巻が4安打と上位に当たりが出ている。今大会初先発初登板となった松田が好投を見せるなど、ベンチワークも冴え渡った。初戦で登板した古川、伊藤を温存できたことで、この二枚看板で天理打線に立ち向かうことが予想される。早めに達を攻略して援護したい。
健大高崎との2回戦に臨んだ天理は、エースの達が圧巻のピッチング。四球こそ6個与えたものの、2安打8奪三振完封と強打の健大高崎打線を見事に封じ込めた。自己最速も148キロに伸ばし、更なる飛躍が期待される。打線は1番内山、2番木下、9番政所が好調。豊富な投手陣を擁する仙台育英相手に先に主導権を握りたい。

第2試合:東海大相模ー福岡大大濠

展望:東海大相模はスミ1で鳥取城北を下してベスト8進出を決めた。リリーバーの役割を担うエース・石田が安定。2試合を通して失点を喫しておらず、高い奪三振能力も見せている。打線がやや停滞気味なのが気になるが、鳥取城北戦でスタメン起用された佐藤がチーム唯一の打点を挙げた。門馬監督の先発投手起用も気になるところだ。
延長戦の末に具志川商を下した福岡大大濠は、エースの毛利が10回途中まで135球を投げた。2試合で278球を投げておりスタミナが気になるところ。初戦で受けた自打球の影響も心配される。具志川商打線に自慢のストレートを捉えられる場面もあり、やや不安が募る。打線は下位が好調。4番の川上にも当たりが出始めている。ポイントゲッターの活躍に期待したい。

第3試合:明豊ー智辯学園

展望:東播磨戦とは一転、市和歌山戦では投手陣が本来の姿を取り戻した。逆に打線が2得点に抑えられたものの、相手に好投手がいることを考えれば及第点か。エースの京本が温存されたことで、この試合では先発起用が予想される。総力戦で智辯学園の強力打線を封じたい。
智辯学園は鮮やかな逆転勝利で広島新庄を下した。先発起用の中陳が2安打1打点と起用に応え、上位からクリーンアップにタイムリーも生まれた。小畠が完投したことでエースの西村を温存できたことは連戦となるだけに大きい。明豊は中1日となるが、その差は感じさせないはずだ。

第4試合:東海大菅生ー中京大中京

展望:逆転サヨナラ勝ちで京都国際を下した東海大菅生。秋季大会打席無し、今大会初打席の代打・多井が劇的なサヨナラタイムリーを放つなど、初戦に続き背番号二桁の選手の活躍が目立った。エースの本田も今大会初登板を果たし、肩の具合は気になるものの流れを呼び込む投球を見せられたことは大きい。相手は好投手・畔柳を擁するが、全員野球でサヨナラ勝ちの勢いを繋げていきたい。
常総学院を破った中京大中京は初戦で3安打に終わった打線が15安打15得点と大爆発。犠打や走塁とそつの無い野球を披露した。気になるのはエース・畔柳の疲労具合。初戦で131球、2回戦では110球を投げている。制球がバラつく場面もあり、やや不安がのぞいた。とはいえ、7回で降りたということは連投でマウンドに立つことが予想される。投打の安定感では勝るだけに堅実さを失わずに戦い抜きたい。

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