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センバツ1日目展望

第1試合:神戸国際大付ー北海

展望:2年ぶりに開催されるセンバツ高校野球。その記念すべき開幕カードを務めるのは神戸国際大付と北海の2校である。
近畿大会ベスト8の神戸国際大付はエースで中軸も務める阪上が大黒柱。最速145キロの直球に加え、スライダーやスプリットで奪三振の山を築く。打っても走攻守三拍子揃った好打者で野手としての評価も高い。
道大会優勝の北海はエース左腕の木村に期待が集まる。最速145キロの直球とキレの良いスライダーが持ち味。道大会では4戦30回2/3を投げて無失点と抜群の安定感を見せた。大会屈指の好左腕としてスカウトの注目も高い。
互いに好投手を擁し、打線も粘り強さがあるため、接戦が予想される。開幕カードから手に汗握る展開が見られそうだ。

神戸国際大付(4年ぶり5回目)
兵庫県神戸市垂水区、私立
キリスト教系のミッション校。1963年に八代学院高校として開校。1992年に現校名に。
主な卒業生:塩川達也(楽天コーチ)、坂口智隆(ヤクルト)、平内龍太(巨人)、中坂勇哉(J1神戸)、黒石貴哉(J3八戸)、伊勢渉(J3八戸)

北海(10年ぶり13回目)
北海道札幌市豊平区、私立
1885年創立。硬式野球部は春夏共に準優勝経験のある古豪。他にサッカー部も強豪。
主な卒業生:若松勉(元ヤクルト監督)、鍵谷陽平(巨人)、川越誠司(西武)、佐藤龍世(西武)、阪口皓亮(DeNA)、山瀬功治(J2愛媛)、タカ(タカアンドトシ)

第2試合:明徳義塾ー仙台育英

展望:甲子園常連の強豪校同士の対戦が早くも初日に組まれた。
四国大会優勝の明徳義塾はエース左腕の代木が大黒柱。最速139キロながら184cmの長身から投げ下ろす。四国大会決勝の高知戦では延長12回を1人で投げ抜き、再試合でも完投と抜群のスタミナを誇る。県大会から合わせて62回を自責点4と安定感も高い。
東北大会優勝の仙台育英は147キロ右腕の伊藤、143キロ左腕の古川など投手層が分厚い。打線も東北大会決勝で満塁弾の吉野を筆頭に高い破壊力を誇る。
堅守で代木を支える明徳義塾は接戦に持ち込みたいところ。一方の仙台育英は序盤から打線の爆発に期待したい。早めにリードを奪えればブルペン陣が豊富なだけに勝機が近づく。

明徳義塾(2年連続20回目)
高知県須崎市、私立
1972年創立。高等部は1976年設置。硬式野球部は2002年夏優勝、全国屈指の名門校。他にサッカー部、相撲部、ゴルフ部なども強豪。
主な卒業生:伊藤光(DeNA)、岸潤一郎(西武)、市川悠太(ヤクルト)、三都主アレサンドロ(元サッカー日本代表)、朝青龍(元横綱)、琴奨菊(元大関)、松山英樹(ゴルフ)、横峯さくら(ゴルフ)

仙台育英(2年連続14回目)
宮城県仙台市宮城野区、私立
前身の育英塾は1905年創立。硬式野球部は春夏共に準優勝経験のある強豪校。他にラグビー部やサッカー部も強豪。
主な卒業生:上林誠知(ソフトバンク)、平沢大河(ロッテ)、松原聖弥(巨人)、佐藤由規(BC・武蔵)、千田海斗(J2秋田)、浅沼晋太郎(声優)、山谷祥生(声優)

第3試合:健大高崎ー下関国際

展望:関東大会優勝の健大高崎は秋季大会10戦15本塁打と出場校中トップの破壊力を誇る。主将の小沢は通算35本塁打で打線の主軸を担う。秋季大会は負傷していた最速146キロ右腕・今沖が復活すれば手がつけられなくなるかもしれない。
中国大会準優勝の下関国際は新2年生ながら主軸級の活躍を見せた古賀が新たにエースナンバーを背負った。彼以外にも多くの新2年生がスタメンを張る。フレッシュな力で関東王者を迎え撃つ。

健大高崎(2年連続5回目)
群馬県高崎市、私立
1968年に群馬女子短期大学附属高校として開校。2001年に共学化し現校名に。硬式野球部は"機動破壊"をスローガンに機動力・積極走塁で近年の高校野球界に旋風を巻き起こしている。
主な卒業生:三ツ間卓也(中日)、長坂拳弥(阪神)、柘植世那(西武)、下慎之介(ヤクルト)

下関国際(3年ぶり2回目)
山口県下関市、私立
1964年創立。1993年に現校名に。近年、硬式野球部が力をつけている。
主な卒業生: 宮崎敦次(元ロッテ)

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