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センバツ2日目展望

第1試合:宮崎商ー天理

展望:九州大会ベスト4の宮崎商は52年ぶりの出場。県大会では準決勝・決勝で逆転勝利を収めるなど粘り強い。通算26本塁打の中村を中心に破壊力も高い。新2年生ながら最速142キロ、184cmの長身右腕・長友の出番はあるか。
近畿大会ベスト8の天理は県大会決勝で近畿大会優勝の智弁学園を破ったことが評価されての出場となった。最速146キロ、193cm右腕の達がチームのエース。俊足強打の外野手・瀬が打線の中心を担う。2人のドラフト候補に期待が集まる。
互いに打線が強力だが投手力の差で天理有利か? 宮崎商は達攻略の前に失点を重ねたくないところ。

宮崎商(52年ぶり3回目)
宮崎県宮崎市、県立
創立は1919年。1957年に現校名に。硬式野球部は夏ベスト4の経験あり。
主な卒業生:小川亨(元近鉄)、水谷実雄(元広島・阪急)、西井哲夫(元ヤクルト・ロッテ・中日)

天理(2年連続25回目)
奈良県天理市、私立
創立は1908年。天理教が設置する私立高校。硬式野球部は春1度夏2度の優勝経験を誇る強豪。他に軟式野球部、ラグビー部、柔道部、ホッケー部、吹奏楽部なども強豪。
主な卒業生: 門田博光(元南海・オリックス・ダイエー)、中村奨吾(ロッテ)、西浦直亨(ヤクルト)、太田椋(オリックス)、野村忠宏(柔道)、穴井隆将(柔道)、細川紳二(柔道)

第2試合:三島南ー鳥取城北

展望:21世紀枠で出場の三島南は県大会ベスト4。地元での野球交流会の開催が「高校野球200年構想」に先駆ける活動として評価された。植松・前田の二枚看板を軸に粘り強い戦いを見せたい。
中国大会ベスト4の鳥取城北は高い攻撃力が持ち味。中軸を担う畑中は中国大会・広島新庄戦でも本塁打を放った左の強打者。昨年の交流試合も経験している。
接戦に持ち込めば三島南、打ち合いに持ち込めば鳥取城北の流れか。

三島南(初出場)
静岡県三島市、県立
創立は1919年。1949年に現校名に。硬式野球部は設立100年を迎える。
主な卒業生に研ナオコ(歌手、中退)、斉藤恒芳(作曲家)、村上豊(画家)、市川ラク(漫画家)

鳥取城北(2年連続3回目)
鳥取県鳥取市、私立
創立は1964年。相撲部が強豪。
主な卒業生:川口和久(元広島・巨人)、能見篤史(オリックス)、琴光喜(元大関)、照ノ富士(関脇)、逸ノ城(幕内)、団長安田(安田大サーカス)

第3試合:東海大相模ー東海大甲府

展望:東海大系列校同士の対戦は関東大会準々決勝の再戦に。その際は東海大甲府が逆転サヨナラ勝ちを収めたがセンバツの舞台ではどうか。
関東大会ベスト8の東海大相模はバント安打などを絡めた打撃を見せる。エース左腕の石田は最速142キロの直球にスライダーとチェンジアップを混ぜる。イニング数を上回る奪三振数も誇る。主将の大塚は俊足巧打と巧みなショートの守備が光る。
関東大会ベスト4の東海大甲府は左腕エースの若山が大黒柱。最速は139キロながらスライダーとのコンビネーションで打者を幻惑し、豊富なスタミナでマウンドを守り抜く。新2年生の猪ノ口は俊足が光る外野手。将来性の高い期待の打者だ。

東海大相模(2年連続12回目)
神奈川県相模原市南区、私立
創立は1963年。硬式野球部は春夏共に2度の優勝経験を誇る。柔道部、ラグビー部、吹奏楽部なども強豪。
主な卒業生:原辰徳(巨人監督)、菅野智之(巨人)、大田泰示(日本ハム)、小笠原慎之介(中日)、山村崇嘉(西武)、西川僚祐(ロッテ)、山下泰裕(柔道)、井上康生(柔道)、羽賀龍之介(柔道)、高原直寿(柔道)、山口竜弥(J2東京V)、中山陸(J2甲府)

東海大甲府(5年ぶり6回目)
山梨県甲府市、私立
創立は1957年。2014年に現校名に。硬式野球部は春夏共にベスト4の実績あり。
主な卒業生:高橋周平(中日)、渡邉諒(日本ハム)、髙部瑛斗(ロッテ)

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