1万5千円で同僚の健康はどのくらい買えるのでしょうか
タイムラインをぼんやり眺めているときに、「お金で買うことができないもの」の話が流れてゆきました。
(うーん。確かに、今、一番欲しいものは、お金で買うことがむずかしいものかも)
と、思いました。
それは、「同僚と、自分の健康」です。
4月10日から、私の所属している部署が丸ごと「転属」となりました。
今までとは違う事業部に、部署ごと異動したのです。
異動するまでは妙に忙しくて、なかなかお昼休みを取るのが難しいような日もありました。時間にも追われ、お客様のクレーム対応にも追われ、精神的にけっこう負担が大きくて、8人いる同僚はかなり心身をすり減らしていました。
異動してからは、きちんとお昼休憩が取れるようになり、以前ほど精神的に追い込まれることは減ってきました。残業は毎日一時間から二時間ほどはありますが、前ほど辛くはなくなりました。
けれど……皆、今までの仕事の大変さに気力体力をすり減らしてしまったのか、ぎっくり腰になったり、熱を出して休んでしまったり、熱中症になったり……と、ここしばらく、体調を崩しがちだったりしています。
ふと、「もし同僚の健康が買えるとしたら、いくらぐらいなら、お金を出してもいいだろうか」と、考えました。
正直、今の気分なら、1ヶ月に1万5千円、約半年間なら、お金を出しても惜しくはないな、という気分です。
でも、実際のところ、1万5千円出しても、時給に換算したらたったの10時間にしかなりません。
1ヶ月で1日だけ、1時間早く帰らせてあげられる。残りはじゃんけん。運がよければ7人のうち3人は、1ヶ月のうち2日間だけ1時間早く帰ることができる。
(たったそれだけしか、できないのか……)
と、つい、思ってしまいました。
頑張って、倍の3万円を出したとしても、たったの20時間分にしかなりません。
考えていて、悲しくなってきました。
今、自分にできることは、せめてもの慰みに、と、個包装になっているおせんべいやビスケットやチョコレートをせっせと差し入れすることや、至急・大至急対応してほしい、というリクエストになるべく応えることや、クレーム対応すること……そう、それも自分のできる限りの範囲で、のことです。
無理や背伸びをしては絶対にいけない、とも思います。
とにかく、淡々と、繁忙期となる6月を乗り切れたら、と思います。
自分の健康もお金で買うことはむずかしいけれど、自分以外の人の健康も、買うことはむずかしいです……。
今年の夏が、猛暑にならないことを、祈るばかりです。
photo credit: cafecredit
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Title:Investing Money
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