ふたご育児を愉快にするヒント -いったい何が大変なのか②-

前の記事からの続きです。よろしければお先にこちらをどうぞ。


ヒント:授乳タイミングを揃えよ!

◆2人が一緒に寝てくれないため親の睡眠時間がない。

これの解決方法。わが家は、2人の授乳タイミングを合わせました。授乳のタイミングを揃えることで、寝るタイミングも揃ってくれます。

赤ちゃんへの授乳は3時間ごとと言われていますが、きっちり3時間で飲んでくれることばかりではないと思います。あるときは2時間で泣いて欲しがったり、あるときは3時間を超えてもぐっすり寝ていたり。ひとりの赤ちゃんであれば、赤ちゃんのペースに寄せることもアリなのかもしれませんが、ふたごでこれをやってしまうと、ふたりの授乳時間がバラバラになっていき、もはや今日、1日中授乳しているのでは…という日も。1人が先に欲しがっても、鉄の心で授乳時間まで引き延ばし作戦をして、2人の授乳時間を揃えるのが◎。話だけ聞いているとふたごがかわいそうと感じるかもしれませんが、わが家の場合はやればやるほど自然にタイミングが揃ったので、あまりかわいそうだとは感じませんでしたよ。


ヒント:授乳時間を最短にせよ!

それからもうひとつ。物理的に授乳の時間を短くすることです。

わたしは母乳だけでは足りず、毎回母乳を飲ませたあとでミルクを足しているのですが、これが最初は地獄でした。

ムスメ1のおむつを替える、ムスメ1に母乳をあげる、ムスメ1のミルクを作る、ムスメ1にミルクをあげる、ムスメ1のおむつを替える、ムスメ2のおむつを替える、ムスメ2に母乳をあげる、ムスメ2のミルクを作る、ムスメ2にミルクをあげる、ムスメ2のおむつを替える、哺乳瓶を洗って消毒する、乳頭のケアをする

なんならこれに、

全然起きないムスメを授乳の時間だぞーと起こす、おむつからはみ出したうんちがついた洋服を洗う、ムスメの吐き戻しによって汚れた授乳クッションのカバーを洗う

などが追加される場合もあります。夫や母と分担をしたとしても、1回の授乳に1時間半くらいかかってしまっていました。いやいや1時間半もかからなくない?と思うかもしれませんが、母親も子どもも授乳に不慣れなため、乳も哺乳瓶も咥えさせるまでに時間を費やしたりして、なんやかんやで1時間半。

3時間ごとに行う授乳に1時間半かかるとすると、授乳が終わってから次の授乳までの休憩時間は1時間半。しかもふたごのどちらか(または両方)が泣き出してしまったら、休憩時間はさらに短く。これが24時間続く。

無!理!

ということで、少しでも時短になるように、母乳を飲ませるときは2人同時に飲ませる=同時授乳を採用することにしました。やり方はネットで調べることもできるし、多胎の育児書にも書いてあると思います。ふたご出産の経験豊富な病院では助産師さんが教えてくれることも。(わたしは、入院中に助産師さんから同時授乳やってみる?と聞かれましたが、そのときはそれどころではなかったのでやりませんでした。)もう1人大人がいてサポートがあれば比較的簡単にできるので、まずは誰かがいるときにやってみることをおすすめします。

現在は、授乳時間になったら夫(育休中)と2人で一気に授乳をしています。

夫婦2人でふたごそれぞれにおむつ替え→わたしが同時授乳(その間に夫が2人分のミルクを調乳)→夫婦2人でふたごそれぞれにミルクを飲ませる

で、ふたごが飲むのが上手になったこともあり、最短30分くらいで終了するようになりました!夫がいないときも「ママ代行ミルク屋さん」を使ってミルクは同時に飲ませて時短してます。


わたしが育児を始めていちばん辛かったことは、睡眠時間が取れなかったこと。これをクリアするには、行う回数が多い授乳を突き詰めて考えて工夫するのがいちばんなんじゃないかなと思います。最初は本当に辛くて、

世の中では健康のため夜は寝ろとか言うクセに24時間ずっと3時間おきに授乳しないと赤ちゃん育たないなんて矛盾してるおかしい人類のバグだ

と思っていましたが、軌道に乗ってからはふたごとの楽しいコミュニケーションの時間になりつつあるなーと感じています。

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