ふたご育児を愉快にするヒント -いったい何が大変なのか③-

前からの続きです。よろしければ先にこちらを。


◆ふたごを連れて家から出ることができない。

最近は、多胎育児について社会問題として取り上げられたりもしてますよね。わたしも、他のふたごママから聞いたりして、妊娠中から考えていました。

生後3ヶ月たったいま思うことは、

◆病院から退院するときのフォーメーションは妊娠中から考えておく

◆そのあとに使うものの購入は、出産後でも大丈夫(ただし下見は妊娠中にすませておく)

◆盲点になるのは住居

です。


ヒント:退院するときに必要なものは準備万端に

まずは、病院から退院するときのフォーメーションを考えました。

◆退院後は里帰りのため、家族全員で隣県の実家(車で1時間程度)へ直行

◆車なし

◆はじめての子どものため、夫婦ともに抱っこに慣れていない

これが、わが家の状況でした。

うまれたばかりの赤子×2を連れて、電車やバスに長時間乗るという選択肢はないので、タクシーを使うことにしました。じゃあ、普段のように病院の前で手をあげてタクシーを止めればよいのか…?いやいや、車ってチャイルドシートが必要なんじゃなかったっけ?え?タクシー乗るときってチャイルドシートどうするの…?

法的には、タクシーに乗るときには、チャイルドシートの装着は義務付けられていないそうです。でも、万が一のこともあるし、チャイルドシートしないのも心配だなーと思って、チャイルドシートも含めて予約できるタクシーを手配しておきました。「子育てタクシー」等で検索するとヒットすると思います。

ちなみにわたしが使ったのはこちら。

実は、出産後の母体の経過があまりよくなく、退院が2回も延期になったのですが、予約センターで即予約変更の対応をしていただけました。はじめての子どもであること+車も持っていないため、チャイルドシートの使い方もわからなかったのですが、運転手さんが丁寧に装着してくれるのも嬉しい。

また、抱っこにも慣れていないことと、里帰り用の荷物を少し持つことになるため、病室からタクシーまでのわずかな間も素手で抱っこするのが怖いなと思っていました。そこでスリングを2つ用意。

これを使って、夫とそれぞれ1人ずつを抱っこすることにしました。このスリングにした理由は、出生体重によらず使えそうだったから。ふたごは小さくうまれることが多いのでこれにしました。

ちなみにこれ、生後2ヶ月くらいまでは、寝かしつけにも大活躍しました。ギャン泣きで全然寝てくれないとき、ムスメ1はこれに入れてゆらゆらすると10分くらいで完落ち。しかし生後3ヶ月現在、大きくなったムスメたちは、エルゴなどの抱っこひもの方が抱っこしやすいので、これの出番はほとんどなくなりました。便利だけど活躍期間は短かったので、メ◯カリに頼って正解。(あくまでわが家の場合)


ヒント:出産後すぐには外に出ない

次は、日常のおでかけフォーメーション。ふたごの場合、いろんなフォーメーションがあります。

◆2人乗りベビーカー(横型)

◆2人乗りベビーカー(縦型)

◆1人乗りベビーカー+抱っこひも

◆ふたご用抱っこひも

思いつく限りだとこんな感じでしょうか。

ただ、この中のどれがいいかは、人それぞれだと思います。住んでいる街の特徴、子育てに関われる大人の人数、子どもの特徴を見極めた上で決めることをおススメしたい。そして、その見極めって、実はそんなに急ぐ必要はない。なぜなら、出産後すぐには外に出ないから。通常、1ヶ月健診でお医者さんのOKが出るまでは外には出ないし、もし緊急で外に出なくちゃいけなくなっても、退院時の装備がある。なので、生活スタイルが見えてきてからでも遅くないと思うんです。

わが家は、夫も育休を取っているため、機動性がよい1人用抱っこひも×2で出かけることが多いです。これから先、子どもたちが重くなってくるので、そろそろ横型2人乗りベビーカーを導入する予定。縦型は、生後6ヶ月頃から乗れるタイプが多く、そこまで待てないということで候補から外しました。

ただし。当たり前ですが、出産後にゆっくりベビーカーや抱っこひもを見にいくことはできないので、ベビーカーや抱っこひもなど、買うことになったらどれにするかは、出産前にあたりをつけておいた方がよいかと。


ヒント:引越しはお早めに

妊娠5,6ヶ月の頃だったでしょうか。そろそろ本格的に出産準備しなきゃなーと思って、ベビーカーとか抱っこひもとか検討していたとき。ふと気づきました。

あれ?わたし、どうやってふたご連れて家から出たらいいの…?

我が家はエレベーターなしマンション。ベビーカーに乗せるとしても、乗せるのは1階に降りてから。首すわっていない赤子2人を連れて、1階までどうやって降りれば…?

この時点で引越しも検討しましたが、ふたご妊婦が妊娠5,6ヶ月で引越しするのって結構大変なんですよね。職場までの距離や、保育園事情から、現在住んでいるエリアは離れたくないという事情もあり、結局そのままエレベーターなしマンションに住んでいます。だから、ふたご連れて外に出るときは、必ず夫婦一緒。ワンオペだったら詰んでました。

というわけで、ふたご妊娠が発覚した場合は、現在の住宅環境にもお気をつけて。普段はなんでもない、たった何段かの階段が命とりになることもあります。


3回にわたって、ふたご育児を愉快にするヒントを書いてきました。次回最終回は、ゆかいなふたご育児をするためにいちばん必要だと思ったことをお伝えします。

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